Syno Japanは9月6日、日本、米国、ドイツ、シンガポール、メキシコの5カ国にて実施した「休暇取得に関する意識調査」の結果を発表した。調査時期は2018年4月、調査対象は18~79歳の一般消費者、有効回答は4,676人(日本1,047人、米国1,036人、ドイツ1,030人、シンガポール541人、メキシコ1,022人)。
年間休暇日数、日本は8.76日
職場で年間最大何日間の休みを取得することができるか尋ねたところ、最も長かったのは「ドイツ」の21.17日で、男女ともに20日以上休みを気兼ねなく取れると回答。次いで「メキシコ」が17.64日、「米国」が15.03日、「シンガポール」が14.37日と続き、「日本」は8.76日で最下位に沈んだ。5カ国平均は15.39日。
男女別にみると、5カ国全てで男性の方が女性よりも長く休暇を取っていることが判明。特に日本は男性12.57日、女性4.95日と男女の差が7.62日もあり、5カ国中で最も差が開く結果となった。
年代別にみると、日本は23~35歳が6.47日、36~55歳が9.24日、56~80歳が9.6日、米国は23~35歳が13.26日、36~55歳が13.62日、56~80歳が21.47日と、日本と米国の若い世代は休暇が取りにくい状況にあり、特に米国は55歳以上になると休暇日数が急増する特徴がみられた。
一方、ドイツは年代を問わず20日以上の休暇を取得できており、同調査では「企業内に休みを長期で取りやすい環境が確立されている」と分析している。