ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIが26日、日本テレビ系大型特番『24時間テレビ41』(25日18:30~26日20:54)に生出演し、盲目のドラム少年と生セッションを披露。また、子供時代に父を自殺で亡くして苦しんでいたときにドラムに救われたと、音楽への思いも語った。
同番組初出演のYOSHIKIは、プロドラマーになりたいという11歳の盲目の少年・酒井響希くんをロサンゼルスの自身のスタジオに招待。本番は日本武道館にて、響希くんと共にX JAPANの名曲「ENDLESS RAIN」などのスペシャルパフォーマンスを披露した。
VTRでは、武道館の思い出や音楽への思いを告白。小学生の時に父を自殺で亡くして「すごく精神的に追い詰められていた」時に、母に連れられて武道館へ。そこで米ロックバンド・KISSの来日コンサートを観て心が震えたそうで、「『うわ、なんだこれ』って。子供ながらに僕はロックスターになるんだと思える瞬間だった」と振り返った。
そのコンサート直後に母にドラムを買ってもらい、怒りや悲しみをすべてドラムに叩きつけたというYOSHIKI。「叩いたら叩いた分だけ音が跳ね返ってくるので、すごくドラムに救われた。なかったら…こんなこと言っちゃいけないんでしょうけど、生きてこれなかったかもしれないですね」と打ち明けた。
また、響希くんの言葉や演奏にも感動。パフォーマンス後、「憧れのYOSHIKIさんと一緒に演奏できて、まるで音楽に包まれたような気がしてとても気持ちよかったです」と語る響希くんに、YOSHIKIは「短時間でここまで練習して素晴らしい演奏をしてもらって、じーんときました。勇気を与えるはずの僕が逆に勇気をいただいて、本当に感謝しています」と言葉をかけた。