三井住友カードは8月1日、小学生の子供を持つ親を対象とした「お盆玉に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2018年6月15~22日、有効回答は280人。

平均総額は9,345円

  • 「例年のお盆玉の総額はいくらですか?」

「お盆玉」とは、年始の「お年玉」の夏バージョンと考えられるもので、お盆時期子供たちにあげるお小遣いのことを指す。江戸時代、山形地方で奉公人に「お盆お小遣い」をあげる風習を根源としている。当時は、お金ではなく、下駄などを贈る風習だったが、昭和初期になり、子供にお小遣いをあげる習慣に変わったと言われている。

例年お盆玉はもらうか尋ねたところ、3人に1人以上の37%が「もらっている」と回答。一方、「もらっていない」子供は62%だった。

お盆玉のもらい方については、「現金」が圧倒的に多く80%。次いで「物」が20%、「おもちゃ」が9%、「服」が4%、「本」が3%、「お菓子」と「商品券」が同率の2%と続いた。

例年のお盆玉の平均総額は9,345円。金額別にみると、「1,001~5,000円」が47%、「5,001~1万円」が24%、「1万円以上」が17%、「500~1,000円」が12%となり、41%が5,001円以上もらっていることがわかった。

親を対象にお盆玉を何に使ってほしいか聞くと、1位「貯金」(56%)、2位「本」(16%)、3位「好きなもの」(15%)、4位「文房具」(4%)、5位「おもちゃ・ゲーム」(3%)との順に。一方、子供が希望するお盆玉の使い道は、1位「おもちゃ・ゲーム」(65%)、2位「貯金」(10%)、3位「本」(8%)、4位「お菓子」(3%)、4位「文房具」(1%)となり、親子の意識の違いが浮き彫りになった。

子供のうちから金融教育は必要だと思っている親は88%。しかし、実際に行っている親は22%にとどまり、78%が「行っていない」と回答。金融教育を行わない理由としては、「まだ早い」(44%)、「何を教えたら良いかわからない」(37%)といった声が多かった。