アイドルグループのSexy Zoneが9日、東京・汐留の日本テレビで行われた同局系大型特番『24時間テレビ41』(8月25日~26日)の制作発表会見後、取材に応じた。

  • 中島健人

    中島健人

今回のドラマスペシャル『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎(仮)』では、メンバーの中島健人が、『サイボーグ009』『仮面ライダー』『がんばれ! ロボコン』など様々な名作を生み出した漫画家・石ノ森章太郎を演じる。石ノ森の人生を変え、彼の作品の礎となった姉・由恵との家族愛や絆を描いていくという。

中島は「誰からも愛された漫画の王様なので、心から取り組まないと、役にも入れないと感じました。今までの作品を勉強したり、家庭環境だったり、どういうものを感じて作品を作っていったのかも、体に吸収して演技に臨もうと思います」と意気込んだ。

石ノ森作品の中では「『サイボーグ009』が大好き」という中島。「島村ジョーとフランソワーズ・アルヌールが結ばれないかなって」と気にしていたと明かし、「オタク的な話になってしまうけど、セリフのないコマを結構描いている。石ノ森さんが今の映像作品のカット割りの元になっているんじゃないか」と持論を展開した。

さらに中島は、自作の漫画についても紹介。「A4用紙に『おやじぼうけん』という漫画を描いた」と明かし、「1枚で1巻で、全7巻。一人のおやじが、もう一人のおやじと出会って戦って友達になるんですよ。タッグを組んで、おやじ四天王を倒しに行き、究極のおやじキングに立ち向かう漫画を描いていて、ペン入れはしていないんですけど……」と振り返る。

小学校4年生の夏に描いていたということが明かされると、菊池風磨は「びっくりした! 今描いてるのかと思った。相当疲れてんだなと思った」と驚き、佐藤勝利は「いつも王子なのにね、オヤジって」とツッコミ。クランクインまでに原稿に漫画を描いてペン入れの練習をしたい、という中島に、菊池は「おやじぼうけんの続編を」と期待を寄せた。

「本当におやじぼうけん、懐かしいです。漫画家の役をやると聞いて、漫画家だった時代があったなあって」としみじみと語る中島。「そこから運命がつながってるのかもしれない」と縁を感じてる様子だった。