俳優の坂上忍がMCを務めるフジテレビ系特番『実録!金の事件簿』(29日19:00~21:55)に、税金徴収の“伝説のGメン”堀博晴氏が登場する。
お金にまつわる悪い奴ら・ズルい奴らを徹底的に追い詰める同特番。第4弾となる今回は、税金滞納者のあきれた言い訳・逆ギレにスタジオがあ然とするだけではなく、彼らを追い詰めてきた“伝説のGメン”堀氏が、スタジオに初登場する。
20年間で関わった税金の徴収総額は2000億円以上にのぼるといい、その並々ならぬ苦労や恐怖エピソードとともに、税金徴収の裏側を激白。区長や暴力団の組長といった滞納者からどうやって多額の税金を取り返したのか、その実話に坂上らスタジオも驚きを隠せない。
堀氏はまた、税金を納めさせるために“差し押さえ”に行っても、忖度が働いて、それを「解除せよ」と命じられることがあると暴露。収録を終えた堀氏は「不公平甚だしいですよね。税の公平性を守るのが、公務員としての仕事なので、そこは強く訴えたいですね。今でもそういうことがあるんですよ」と主張した。
坂上は、堀氏の印象について「初めてお会いして普通にいい人だな、と思いましたが、仕事ではガラッと変わるんでしょうね。いい人では絶対に務まらない、厳しいお仕事だと思いますので。(滞納者に)あんな殴られ方されたら、やり返すこともできないわけで、精神的にも鍛えられるな」とコメント。一方で、「情に流されてではなく、結果的に人助けになっているケースもあるわけで、お話がリアルでしたよね。生の声って強いと思います」と感想を語っている。
番組では他にも、駐車違反を繰り返す男が逮捕されるまでの完全密着や、スピード違反で即免停になる実態、家賃回収のプロへの密着、そして最近話題の「送りつけ詐欺」で逮捕・起訴される男女への徹底追跡の様子などを放送。坂上は「送りつけ詐欺」のVTRについて「犯行を行った男女を顔出しで放送しますので、ああいうのをテレビで流すことによって、身近に起こりうる犯行としてリアルに感じてもらえるのでは」と話している。
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