アニメーション監督の細田守氏が、日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』(毎週金曜21:00~)の新オープニング映像を制作していることが22日、明らかになった。細田監督が手がけた『時をかける少女』(06年)を放送する7月20日から、新たなキャラクターと音楽によるオープニングが登場する。

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    細田守監督=日本テレビ提供

『バケモノの子』『おおかみこどもの雨と雪』などを手がけてきた細田監督だが、今回のオープニング映像の制作のため、細田作品で活躍する一流クリエイター陣が集結。

キャラクターデザインと作画を手がけるのは、細田監督の最新作『未来のミライ』(7月20日公開)で原画として参加し、スタジオジブリ作品『猫の恩返し』や『ひるね姫~知らないワタシの物語~』などでキャラクターデザインを手がけた森川聡子氏。美術設定は『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞するなど、山崎貴監督組のメンバーで、細田監督作品でも『サマーウォーズ』のインターネット上の仮想世界“OZ”や『未来のミライ』でも未来の東京駅などの美術設定を手がけた上條安里氏。

美術監督はスタジオジブリ作品で『思い出のマーニー』、スタジオ地図作品では『バケモノの子』『未来のミライ』を手がける大森崇氏。衣装は『おおかみこどもの雨と雪』から『未来のミライ』に至るまでの衣装を手がけ、さらに『モテキ』や『バクマン。』など大根仁監督作品でも活躍する伊賀大介氏。そして、スタジオ地図作品には欠かせない高木正勝氏が、テーマ曲を書き下ろす。

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  • キャラクター画像 (C)NTV

「ぜひ作って欲しいと依頼された番組プロデューサーの迫力に圧倒されて、ちょっと震えましたね、本当に。『これは描かなければ取って食われる』っていうぐらいの緊迫したものを感じて、ぜひ描かねばと。その場で鉛筆を取って描きました」という細田監督。今回のオープニング映像は「本当に映画1本作るくらいの意気込みで、『未来のミライ』を作り終えたスタッフ達に頼み込んでお願いしました」と、その気合を語る。

制作にあたって、映画『カイロの紫のバラ』(1985年)が思い浮かんだといい、「映画の出会いというのはとっても大事なもの、人の人生を左右するぐらい大きなものだと思います。映画への誘いを導くための素敵なオープニングを今作っております。ぜひ皆さん期待してください」とメッセージを寄せている。

『金曜ロードSHOW!』(前身は『金曜ロードショー』)のオープニングは、「Friday Night Fantasy」の音楽に乗せて、海辺の夕日の映像が印象的だった85年の番組開始当初のもの、97年からスタジオジブリが制作した「映写機おじさん」として親しまれたアニメーションと久石譲氏の「Cinema Nostalgia」のバージョン。09年には映画好きの黒うさぎ「スタンリー」が登場し、岩代太郎氏の音楽「スタンリーの週末」に乗せて画面を駆け回ったバージョン、そして12年から大野哲二氏の作曲による「TGIF(Thank God, It`s Friday!)」に乗せて、スタンリーが活躍したバージョンが流れている。

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    制作中の細田監督

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    7月20日放送『時をかける少女』(C)「時をかける少女」製作委員会2006