東京メトロは21日、通勤ラッシュ回避のために通勤時間をずらす働き方改革「時差Biz」の開始を受け、快適通勤を推進する取組みを実施すると発表した。7月9日から早朝時間帯に臨時列車が運転されるほか、東西線早起きキャンペーンを継続し、豊洲駅混雑緩和キャンペーンの実施期間も拡大する。
同社は昨年の「時差Biz」期間中も快適通勤を推進する取組みを実施しており、今年は内容を拡大。早朝時間帯の臨時列車は昨年実施した東西線・半蔵門線に日比谷線・副都心線を加えた計4路線で実施し、平日6~7時台に計7本の臨時列車を運行する。早朝時間帯の臨時列車は7月9~13日、7月17~20日の計9日間運行される。
4月から内容をバージョンアップして実施している「東西線早起きキャンペーン」は「時差Biz」期間中も継続して実施するほか、4月から有楽町線豊洲駅で実施している混雑緩和キャンペーン「とよすプロジェクト」の実施期間も8月10日まで拡大される。
混雑状況の「見える化」として、東京メトロアプリ内の「列車走行位置」「時刻表」において、平日の全時間帯・全路線の列車の混雑度情報を提供。東西線の木場~西船橋間については、平日朝の混雑状況をホームページに公開する。
その他、朝活講座の継続開講「30分でまなべる! ビジネスパーソンのためのメトロde朝活」を永田町駅構内の駅チカ商業施設「Echika fit永田町」にて「時差Biz」期間中も含め開講。千代田線北千住駅、南北線溜池山王駅では、9月30日まで駅構内に電源・無料Wi-Fi等を備えたワークブースを設置する。