ポルシェ ジャパンはこのほど、ポルシェ初の電気自動車「ミッションE」を2020年より日本国内において発売すると発表した。
「ミッションE」は、2015年のフランクフルト・モーターショーで初めて発表された、同社初の純電気駆動システムを搭載する電気自動車。4ドア、4セパレートシート、440kW(600PS)のシステム出力により、静止状態から100km/hまで3.5秒未満での加速を実現した。また、最大航続距離500km以上(NEDC準拠)を実現しており、実用性を兼ね備えた電気自動車となっているという。この「ミッションE」を2020年より、日本国内のポルシェ ジャパン正規販売店において販売開始する。
現在ポルシェでは、「パナメーラ」4モデルと、欧州ではすでに発売が開始されている「カイエン」の1モデルを含めると、すでに5モデルのEV車を市場に導入。これを2025年までに、全モデルラインナップのうち50%をプラグイン ハイブリッドモデルとミッションEなどの電気自動車とすることを目標として掲げている。
今年は、初めてポルシェの名を冠した「356 No.1ロードスター」が1948年にグミュント(オーストリア)で誕生してから70周年という記念すべき年。これまでもさまざまな革新的技術により時代を代表するスポーツカーを生み出し、マーケットをリードし続けてきた同社は、「ミッションE」の導入により純電気駆動システムを搭載する電気スポーツカーの分野においてもその地位を不動のものとしている。