初めて会った女性に思わず惹かれてしまった、という男性の話はよく聞きます。
もちろん、相手が「美人」「キュート」「スタイルがよい」「小顔」「目がきれい」など、外見に惹かれている場合もあります。一方、ルックスはとくに好みではないけれど、その女性のことがなぜか気になる、あるいは、一緒にいるとなんだか居心地がよいと感じることもあるようです。
ちょっとした仕草や表情、声、なに気ない言葉や立ち居振る舞いに、思わず癒やしや心地よさを感じてしまう……。そこには、単純な見た目だけではない、女性の内面からの魅力があります。
そこで今回は、実際に500名の男性に本音をアンケート! 未婚・既婚男性それぞれ250名ずつに、「一緒にいて居心地のよさを感じる女性の特徴」を尋ね、上位の回答10パターンをご紹介します。調査の結果、結婚しているかどうかで考え方が少しちがうことも判明。未婚・既婚別の回答Top5もまとめてみました。
10位「ほめすぎない」
【選んだ理由】
・ウソくさくなるから(未婚)
女性には意外!? ほめすぎに要注意
男性はほめられるのが好きなはず、と思っている女性も多いのでは? そうした女性には意外かもしれませんが、やたらとほめてくる女性に対し、一定数の男性は警戒感を抱く、という結果になりました。とくに未婚の男性で多い傾向アリ。初対面の男性に対し、「すごーい!」というあいづちがクセになっている女性は要注意です。
9位「中途半端な態度をとらない」
【選んだ理由】
・男女を問わず、人として望ましい姿(未婚)
思わせぶりな態度が男性を傷つけることも
こちらも、とくに未婚の男性に多く見られた回答。思わせぶりな態度で、男性の気持ちを傷つけていませんか? 相手に誠実に向き合う姿勢を忘れないで。
8位「自分の考え方、意見をもっている」
【選んだ理由】
・平等な立場で互いを尊重したい(未婚)
なにもかも「お任せ」だと男性は疲れてしまう
さらにこちらも、どちらかといえば未婚男性からの支持が高かった回答です。「全部男性に決めてもらおう」という受け身な女性の態度にうんざりした経験がある人もいるようです。これからパートナーをゲットしたい女性は、自分の態度があまりに受け身になっていないか、振り返ってみるとよさそうです。
7位「男性を立ててくれる」
【選んだ理由】
・今の妻がちがうから(既婚)
・ボクの奥さんは男を立てないので(既婚)
既婚男性の本音が炸裂
圧倒的に既婚男性からの回答が多かったのがこの選択肢。家庭で「もっとオレを立ててくれ!」という本音が聞こえてくるようです。
6位「束縛しない」
【選んだ理由】
・あっさりさっぱりした人がよい(未婚)
・お互いに束縛しないで、立場を尊重したい(既婚)
未婚・既婚を問わず、多くの男性は自由を求める
この選択肢は、未婚男性・既婚男性の回答がほぼ同数でした。過度な束縛には耐えきれないというのは、結婚しようがしまいが変わらない、男性の本音のひとつといえそうです。趣味や友人、家族関係など、相手が大事にしていることには、口出ししすぎないようにしたいですね。
4位(同率)「表情が豊か」
【選んだ理由】
・彼女がそうだから(未婚)
・メリハリがあるところがよい(既婚)
・かわいい感じ(既婚)
喜怒哀楽をともにしたい相手
クールビューティーな女性も確かに魅力的ですが、柔らかくほがらかな表情は、見ている男性の気持ちをほっとさせてくれますし、ときに素直に悲しみや怒りを見せることは、女性の側にウソやムリがない証拠です。
笑顔だけではなく、クルクルといろいろな表情を見せてくれる女性は、未婚・既婚を問わず、男性にとって一緒にいて居心地がよく、長くともにすごしたいと感じられる相手のようです。
4位(同率)「話をよく聞いてくれる」
【選んだ理由】
・話を聞いてくれると安心するから(未婚)
・自己主張の激しい女性が多かったので(未婚)
・意見ばかりいう女性は好きになれない(既婚)
・意思の疎通ができる(既婚)
・こちらの講釈を聞いてくれる女性は素晴らしい(既婚)
男性の話を聞いてくれる女性は希少価値!?
一方的に相手の話を聞くばかりではストレスがたまってしまう……、とくに既婚男性が、切実にそう感じているという結果になりました。未婚男性の場合でも、話を聞いてくれることで安心できる、心地よい気持ちになれるという感覚は共通しています。
口では女性にはなかなか太刀打ちできない、と考えている男性は多いようです。話をよく聞いてくれる女性は、それだけで貴重な存在と感じられるのかもしれません。
3位「適度に気が利く」
【選んだ理由】
・気が利かない人ほど疲れる(未婚)
・自分にはない長所だから(未婚)
・「適度に」というのが大事だと思っている(未婚)
・気が利かない女性はキライ(既婚)
・男女問わず気の利く人は一緒にいてラク(既婚)
・自分にとって心地よいので(既婚)
ポイントは「適度に」気のまわしすぎにも注意
「適度に気が利く」という回答は、未婚男性より既婚男性がやや上なものの、どちらにも多かったです。この「適度に」がとても重要なようで、女性にとってはなかなか判断が難しい問題です。気が利かないのはNGだからとがんばったら「過度に」気を利かせたことになってしまいそう、と迷ってしまいますよね。
たとえば、飲み会で、参加者全員に料理を分けたり、お酒の進み具合を何度もチェックしたりすることが「適度」なのか、「過度に気が利く」なのかは、受け止める人によっても、その場の人間関係によっても変わります。同席相手が上司や先生など目上の人であれば、目の前で空になっているグラスをいつまでも放置するのは、男女問わず「気が利かない」行為といえることが多いでしょう。でも、合コンで、先を争うように取り分け役を担当したがる女性には、同じ女性から見ても、「やりすぎ」「『気が利く自分』をアピールしすぎ」と感じてしまいますよね。
大事なのは、その場のTPOをわきまえること。そして、相手をよく観察することです。気を利かせたつもりの行為でも、相手が居心地悪そうにしていたら、次からはしない。または「よかったら取り分けましょうか?」のように、事前に聞いてみる。
気を利かせてほしい、でもひとりよがりに気を利かせるのではなく、自分の気持ちに気を配ってほしい。女性から見ると身勝手にも感じられますが(笑)、これこそが「適度に気の利く」女性に居心地のよさを感じる男性の本音のようです。
2位「趣味や価値観が合う」
【選んだ理由】
・趣味が合わないと、一緒にいて双方に得がない(未婚)
・価値観が合わないと生活が大変になりそう(未婚)
・気が合うのがよいと思う(未婚)
・自分と生き方や価値観が一緒でないと、お互いに窮屈な思いをする(既婚)
・気をつかわずに過ごすために重要(既婚)
・価値観がちがうと疲れる(既婚)
互いに「居心地がよい」と思える関係には必須かも
既婚、未婚問わず、多くの男性にとって「趣味や価値観が合う」ことが重要と考えられているという結果になりました。
結婚生活を続けていくと、節目節目でさまざま選択を迫られます。お金の問題、子どもについての問題、老後の問題などの大きなテーマから、お互いの趣味嗜好、ファッションセンスに生活習慣まで。結婚生活はお互いの価値観のちがいをどう調整するかの連続といってよいでしょう。この調整がうまくいかないと、奥さんに趣味のコレクションを勝手に捨てられてしまうなどという悲劇につながることも……。既婚男性はそのあたり、「趣味や価値観が合う」ことが居心地のよさに直結すると骨身にしみているようです。
未婚男性にとっては、事態はまだそこまでシビアではないかもしれませんが、趣味や価値観が合わないと一緒にいるのは難しいという意識は、既婚男性に負けないくらい強いようです。趣味や価値観が合わないと、自分だけでなく相手にとっても居心地が悪いはず、のように、お互いにとってよい関係を求めたいという趣旨での回答も目立ちました。
1位「会話がなくても気をつかわない」
【選んだ理由】
・自分は無口なので、あまり会話がなくても機嫌悪くならずに、気をつかわない大人の女性がよい(未婚)
・おもしろいことやサプライズを要求されても困る(未婚)
・ムリしすぎない関係が理想(未婚)
・自分は女兄弟のなかで育ったせいか、女性に気をつかう習慣がない。気にかけないと不満をいう女性は苦手(既婚)
・家にいるときぐらいゆっくりしたい(既婚)
会話が続かなくて気まずい思いをしたり、ムリに話をあわせて疲れてしまったり、などといった状態を避けたい気持ちが強いようです。理想的な関係としては、目が合えば微笑みあい、言葉を交わさなくてもお互いの気持ちがわかりあえる、という感じでしょうか。
【選んだ理由】からは、ただ「あまり話したくない」というよりも、「女性は話すのが好きだろうけど、気をつかうのは疲れる」という本音が見えます。3位に「適度に気が利く」がランクインしたわりに、自分は気をつかうのは疲れるからイヤだなんて……でも、これは男女お互いさまかもしれませんね。それに、「経験上、いても気をつかわない女性は、居心地がよい。まったく気をつかわないつもりはないが」(既婚)のように、気をつかうつもりはゼロではないけれど求められすぎるのは困る、という回答もありました。
次のページでは、未婚・既婚に分けて考え方のちがいを見ていきましょう。