マイボイスコムはこのほど、3月1日〜5日に「オール電化住宅」に関するインターネット調査を行い、10,570件の回答を得て結果を発表した。2005年の結果からみてみると、オール電化住宅に住む家庭は微増しているという結果になった。
自宅をオール電化住宅にしている人は13.8%で、地方別だと中国、四国、北陸では各3割と、他の地域より比率が高くなっている。持ち家一戸建て居住者では2割強だった。
オール電化にしたタイミングについて聞いたところ、44.1%が「新築一戸建て・注文住宅を購入時」で、34.8%が「住んでいる一戸建ての設備をオール電化に工事・リフォーム」したときに、「オール電化の新築マンションを購入」「オール電化の賃貸マンションに引っ越した」が各5%という結果だった。
年代別で、「新築一戸建て・注文住宅を購入時にオール電化にした」のは、30・40代で5〜6割と他の層を上回り、50代以上では「住んでいる一戸建ての設備をオール電化に工事・リフォーム」の比率が高い。
オール電化にした理由について聞いたところ、「安全」と「光熱費が節約できる」がオール電化住宅居住者の5〜6割で、以下「IHクッキングヒーターを使いたかった」「空気が汚れにくい」「調理器具やコンロなどの手入れが楽」「エコキュートを使いたかった」が各20%台で続く。
「調理器具やコンロなどの手入れが楽」は女性に、「安全」「空気が汚れにくい」は高年代層で比率が高いという結果だった。
回答者のコメントから、オール電化住宅に住みたい理由は「IHになれてしまって逆にコンロだと怖いと思うようになったし、空気が汚れるのが嫌。(女性39歳)」、「安全性が高いと思われるから。但し、停電等を考えると、ガスも必要だと思う。(女性56歳)」というような「安全」に関するものが多く見られた。 反対に住みたくない理由は、「家中のエネルギーを電気のみに頼ってると、災害時などに困りそうな気がするから。(女性26歳)」、「二世帯住宅で瞬間外側の電気が容量オーバーになり電気が使えなくなった。(女性58歳)」というエネルギーを一本化することへの不安があるようだ。