本田技研工業(ホンダ)は8日、新世代CBシリーズとして、250cc単気筒エンジンを搭載した軽二輪のネイキッドロードスポーツモデル「CB250R」を5月22日に発売すると発表した。運動性能の最大化を目標に、軽量化とマス集中化を図りながら、市街地から郊外のワインディングロードまで楽しめる特性のパワーユニットを搭載。足回りは上質なライディングフィールを追求した。

  • 「CB250R」カラーは「ブラック」

パワーユニットは低回転域から高回転域までの瞬発力や加速力を追求した水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・単気筒とし、吸排気系の最適化とPGM-FI(電子制御燃料噴射装置)の精緻な制御により、幅広い回転数からのスロットル操作に対してリニアな出力特性を実現した。

車体は高張力鋼管と鋼板で構成された新設計のスチールフレームを採用し、各部位の剛性を最適化しながら軽量な車体パッケージングと高い運動性能を実現。足回りは、路面追従性を追求した倒立フロントフォークと、より安定した減衰力を発揮する分離加圧式リアサスペンションユニットを採用し、高張力鋼板製のスイングアームと組み合わせることで乗り心地と軽快感のあるハンドリングに大きく寄与する。タイプ設定の「CB250R<ABS>」には、IMU付ABSを採用した。

  • 「CB250R」カラーは「キャンディークロモスフィアレッド」(左)、「マットクリプトンシルバーメタリック」(右)

スタイリングは、新世代CBシリーズに共通する凝縮感のある先鋭的かつ力強いものとした。存在感のあるタンクシェルターは、基本モチーフを新世代CBシリーズのトップエンドモデル「CB1000R」の造形と共通させることで、クラスレスなスタイルとしている。すべての灯火器に高輝度で被視認性に配慮したLEDを採用するとともに、フルデジタル液晶メーターを装備した。

カラーバリエーションは「ブラック」「キャンディークロモスフィアレッド」「マットクリプトンシルバーメタリック」の3色を設定。価格は「CB250R」が50万3,280円、「CB250R<ABS>」が55万4,040円(ともに税込)。