JR東日本は27日、渋谷駅改良工事の進捗にともない、埼京線と湘南新宿ラインの線路切換工事を5月25~27日と6月1~3日の2回に分けて実施すると発表した。工事時間帯は大幅な運休や始発駅・終着駅の変更が発生する。
今回の工事は、渋谷駅南側にある埼京線ホームを山手線ホームと並列の位置に移設するための準備工事となる。
5月は第1段階として埼京線上りを東側の新設高架橋に移設し、宮益架道橋の架替えと切換箇所での線路切換を行う。6月の工事では旧埼京線上りの線路を撤去し、現在の埼京線ホームと新しい埼京線ホームをつなげるための通路設置工事や宮益架道橋改築工事を行う。工事時間帯はどちらも1日目の終電後(23時40分頃)から3日目の22時頃まで。
これにともない、工事時間帯は埼京線・湘南新宿ライン(宇都宮・高崎線直通 / 東海道・横須賀線直通)ともに大崎~新宿間が運休となり、大崎駅もしくは新宿駅で折返し運転を行う。埼京線とりんかい線の直通運転は中止となる。山手線は通常運転するが、一部時間帯で増発や時刻の変更がある。
この影響で、特急「成田エクスプレス」は東京・品川~新宿・池袋・大宮・高尾間が運休に。成田空港~横浜・大船間は通常運転する。特急「スーパービュー踊り子」は新宿駅・池袋駅発着の列車が東京駅発着に変更される。特急「日光」「きぬがわ」「スペーシアきぬがわ」は通常運転する。
その他、工事時間帯は渋谷駅の新南改札と山手線・埼京線間の連絡通路が閉鎖され、使用できなくなる。旧大山街道(渋谷駅前交差点~宮益坂下交差点)は5月25日22時から5月26日10時まで、5月26日22時から5月27日7時までの間、通行止めとなる。
渋谷駅では今後も埼京線下りと山手線内回り・外回りの計3回にわたって線路切換工事が発生する予定。時期は決まり次第、発表される。