本田技研工業(ホンダ)は洗練されたデザインと広い荷室や室内空間で幅広い層に好評というSUV「ヴェゼル」に、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を全タイプで標準装備するとともに、デザインの進化や加速フィールの向上を図り、16日に発売した。
今回のモデルチェンジでは、先進感と力強さを際立たせたエクステリア、上質感と心地よさを追求したインテリアなど、デザインに一層の磨きをかけた。エクステリアはフロントのバンパーやグリルのデザインを変更し、インラインタイプのLEDヘッドライトを採用。インテリアはフロントシートの形状を刷新し、ステッチを変更することでホールド性と質感をさらに向上させ、新たに「Apple CarPlay」と「Android Auto」にも対応した。
ハイブリッドモデルでは、ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」にきめ細かなチューニングを施し、さらにスムーズな加速フィールを実現。ブレーキペダルにリンク機構を新採用することで、ブレーキ踏み込み時のペダルの軌跡を最適化し、よりスムーズなブレーキフィールも獲得している。
先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」は、8機能をガソリンモデルとハイブリッドモデルの全タイプに標準装備。ミリ波レーダーと単眼カメラによる車両前方の状況認識と、ブレーキ・ステアリングの制御技術が協調し、安心・快適な運転や事故回避を支援する。また、同車の特徴であるホンダ独創の「センタータンクレイアウト」がもたらす大きな荷室やミニバン並みのゆとりあるリア席空間はそのままに、細部をさらに熟成することで、商品の魅力を一段と高めた。
ボディカラーには、新開発色「オーロラアメジスト・メタリック」と「シルバーミストグリーン・メタリック」を含む3色を新たに追加するなど、全8色のラインアップを設定する。「ヴェゼル」の価格は207万5,000~292万6,000円(税込)。