東京都豊島区は4月より、区内の区立・私立保育園及び地域型保育事業全ての認可保育施設に在園する園児の紙おむつを、保護者が持ち帰らなくて済むよう、回収・廃棄する。
全国の自治体では、紙おむつを保護者に持ち帰ってもらう公立保育園、私立保育園が多い状況とのこと。豊島区でも、いくつかの私立保育園を除き、同様の取扱いを長年行ってきた。今回の対策により、衛生面と保育サービスを向上させるとしている。
同事業には約1,300万円の予算を計上。同区によれば、区(自治体)が私立保育園・地域型保育事業施設で発生する紙おむつの回収処理委託を行うのは、全国で初めてだという。
同区では他にも、保育の質を向上させる事業を実施予定。訪問型病児保育の利用料金助成を引き上げるほか(1日あたり1万2,000円から2万円、1年間の限度額は4万8,000円から10万円)、乳児の突然死を防ぐため、監視モニターやベビーセンサー等の設備・機器導入の経費を助成する。