全国農業協同組合連合会はこのほど、JA全農とルネサンスが共同で開発した「おにぎりダイエットプログラム」の結果を明らかにした。対象者は2017年10月~12月の間に1カ月間プログラムに参加した537人。
「おにぎりダイエットプログラム」とは、主食の米にミネラル・ビタミン・たんぱく質などが摂(と)れる具材を組み合わせたおにぎりを採用したダイエット方法。定期的に適度なカロリーを摂れることに加え、炭水化物をきちんと摂取できるので、空腹感というダイエット時のつらさを抑えられ、健康的にダイエットに取り組めるという。
おにぎりダイエットは、一日の消費カロリーを知り、一日に食べるおにぎり個数を決めて体を動かすだけの3ステップ。消費カロリーに合わせて、おにぎりを中心とした食事を摂りトレーニングすることで、効率的なダイエットができるとのこと。
プログラム期間中、腹囲がどのくらい減少したか尋ねたところ、「3cm以上」が30.9%、「1cm以上2cm未満」が21.6%、「2cm以上3cm未満」が19.0%で、合わせて7割が1cm以上腹囲が減少したと回答した。期間中の1cm以上の減少成功者を集計したところ、平均して約2cmであったという。中には13cm以上の腹囲減少に成功した人もみられた。
体脂肪量がどのくらい少なくなったかという問いに対しては、38.5%が1.0kg以上の体脂肪量の減量に成功したと答えた。
おにぎりダイエットの食事量につらさを感じたか尋ねると、47.0%が「つらくない」と回答した。「全くつらくない」を合わせると、63.9%が「つらくない」と回答しており、「つらい」はわずか15.3%にとどまっている。
また、毎食おにぎりを食べ続けることについてつらいか聞くと、合計で76.7%が「まったくつらくなかった」「つらくなかった」と答えた。
おにぎりダイエットついての感想を尋ねたところ、「お米は腹持ちもよく間食しなくなった」(68歳・女性)、「極度の食事制限をすることなく取り組めたので良かった」(34歳・男性)、「空腹感なく続けられた」(39歳・女性)などのコメントが寄せられた。