お風呂掃除というと手間も時間もかかるイメージがありますが、「汚れにくい環境をつくること」「正しい方法で掃除をすること」の2つができれば、何度も大掃除をする必要もなくなります。汚れにくいお風呂場づくりの3つのコツと、効果的な掃除方法をご紹介!
汚れにくいお風呂場づくりのコツ
①物を減らす
物を置いている場所は水分が溜まり、ぬめりやカビの温床になります。ボトルの底がヌルヌルするのは雑菌が繁殖している証拠。毎日使う物以外はお風呂場の外に出してしまい、使う物は乾きやすいように浴室内のタオル掛けに吊るすなど工夫しましょう。
もしくは、通気性の良いプラスチック製のカゴなどに、必要な物を入れて脱衣所に置いておき、入浴時に都度持ち込む方法もオススメです。
②換気を徹底する
お風呂場の高い温度と湿度は、カビ菌の絶好の繁殖条件。お風呂から上がったら、換気を徹底しましょう。効率的な換気のコツは、空気の出入口を2つ確保すること。
ドアの下に通気口が付いている場合は、ドアを閉めたまま換気扇を回します。通気口がない場合は、ドアを少しだけ開けましょう。換気扇の排気口とドアの通気口の2つを確保することで、空気の流れを作り出します。空気の通り口が狭いほど空気の流れは強くなり、水気を早く乾燥させます。
鏡や床の四隅、ドアのパッキン部分など水が乾きにくい箇所は、都度タオルで水気を拭き取ってしまうのも一つの手。水気がなくなることで次の汚れが発生しにくくなります。
③掃除道具を常備しておく
毎日使う場所をきれいに保つには、こまめな掃除が重要です。とは言っても、毎日大掛かりな掃除をする必要はありません。付いたばかりの汚れはとれやすいので、お風呂場の汚れに合った洗剤と、スポンジなどの道具を一つ用意すれば充分。お風呂から上がるときにサッと汚れを流せば、汚れの蓄積を防ぐことができます。
効果的な掃除方法
◎皮脂汚れにはセスキ炭酸ソーダ!
皮脂汚れ、ぬめり、赤カビ、石鹸カスは「酸性」の汚れです。酸性の汚れは、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダで掃除するのがオススメ。袋入りの粉末や、液体スプレーになっているものも市販されているので、使いやすいものを購入してください。市販のスプレーの中には、汚れがとれやすくなるような成分や、除菌効果のある成分が添加されているものもあるので、購入時にチェックしてみましょう。
<セスキ炭酸ソーダ水の作り方>
水500mlにセスキ炭酸ソーダを小さじ3杯ほど入れてよく混ぜ、スプレーボトルに入れる。
スプレーを床や排水口、椅子など汚れが気になる箇所に吹きかけ、スポンジで軽くこするだけ。ザラザラ汚れも溶けてやわらかくなるので簡単に落とすことができます。入浴後、汚れが湿っているときにサッと掃除してしまうのがコツ!
◎水垢にはクエン酸!
「アルカリ性」の水垢汚れには、酸性のクエン酸がオススメです。こちらも粉末やスプレータイプのものを安価で購入することができます。
<クエン酸水の作り方>
水200mlにクエン酸を小さじ1杯ほど入れてよく混ぜ、スプレーボトルに入れる。
水垢が気になる箇所にクエン酸スプレーを吹きかけ、数分置いてからスポンジでこするだけ。白く固まってしまった水垢は、キッチンペーパーにクエン酸水を含ませてパックし、乾かないようにラップでカバーして一晩置くと効果的です。排水口や床の四隅など、乾きにくくカビが生えやすい箇所には、お掃除の仕上げとしてクエン酸スプレーを吹き付けておくと、カビ菌が繁殖しにくくなります。
こびりついた汚れがひどい場合は…
溜まった汚れを一掃するのには大変な時間と労力が必要になります。長期間掃除していないなど、汚れが蓄積している場合はプロのクリーニングがオススメ。水垢や黒カビ、溜まった皮脂汚れなどもサッパリきれいに落としてもらえます。頑固な汚れや繰り返す黒カビにお悩みの方は、一度専門のクリーニングを依頼してみてはいかがでしょうか。
※画像はイメージ
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