京浜急行電鉄は6日、年末年始の特別ダイヤについて発表した。大みそか終夜運転は大師線と京急本線(泉岳寺~横浜間)で実施され、1月1日早朝には「初日号」や特別貸切列車「みうら元旦号」も運行される。

  • 大師線は大みそか終夜運転や1月1日以降の臨時ダイヤなどで川崎大師へのアクセスを強化する

大師線は12月30・31日に土休日ダイヤで運行した後、12月31日夜から1月1日早朝にかけて約7~10分間隔で終夜運転を実施。1月1~8日と1月13・14・20・21日は通常時より増発した臨時ダイヤ(日中6分間隔)での運行となり、初詣でにぎわう川崎大師への利便性向上を図る。

京急本線・空港線・逗子線・久里浜線は12月30日から1月3日まで土休日ダイヤで運行。12月31日夜から1月1日早朝にかけて、京急本線泉岳寺~横浜間にて約30分間隔で終夜運転が実施される。おもに普通が運行され、泉岳寺駅で都営浅草線・京成線方面の電車に連絡する。その他、横浜~金沢文庫間(京急本線)で終電繰下げ・始発繰上げ、金沢文庫~浦賀・京急久里浜間(京急本線・久里浜線)と空港線京急蒲田~穴守稲荷間で終電繰下げが行われる。

「初日号」は三浦海岸や城ヶ島での初日の出に便利な特急として、1月1日早朝に2本を設定。うち1本は都営浅草線浅草橋駅始発となる。運転時刻は「初日1号」が浅草橋駅4時1分発・品川駅4時24分発・三崎口駅5時36分着、「初日2号」が品川駅5時0分発・三崎口駅6時17分着。2本とも三崎口駅で城ヶ島行直行バスに接続する。

同じく1月1日早朝に運行される特別貸切列車「みうら元旦号」では、2100形(8両編成)にラッピングを施した「けいきゅん号」にヘッドマークを掲出。川崎大師参拝の拠点となる京急川崎駅を5時2分に発車し、カウントダウンイベントなどで盛り上がる横浜駅を5時14分に発車した後、三浦海岸駅までノンストップとなり、6時1分に三浦海岸駅に到着する。三浦海岸(三浦海岸駅から徒歩5分)では、天気が良ければ房総半島の向こう側から昇る初日の出を見られるという。

「みうら元旦号」は座席指定制で、特設サイトにて12月12~16日の期間で350名(京急川崎駅200名、横浜駅150名)を募集する。キャンセルなどで空席が出た場合、12月18日から追加募集も行う。当日は「みうら元旦号」の利用者を対象とした抽選会や「三浦海岸駅記念乗車券」「交通安全お守り」などの特典が用意される。