「エレガントで魅惑的なワイン」。2016年のボジョレー・ヌーヴォーを表す言葉である。2017年のボジョレー・ヌーヴォーが先日解禁となり、早速試飲してみた。そのボジョレー・ヌーヴォーを1年寝かしたらどうなるだろうか? その変化を確かめてみた。
今回開けたのは、「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー セレクション プリュス 2016」。さて、どんな変貌を遂げているのだろうか?
ちなみに、このワインを昨年試飲した際は、「濃いバイオレット色をしており、香りはブラックベリーやクロスグリのよう。涼やかな酸と深い苦味、長く続くシルキーなタンニンが特徴的だ。牛の炭火焼きなどの赤身肉全般のほか、ジビエ料理ともいける味わい」とコメントした。
2016年のヌーヴォーを開栓!
これまでのボジョレー・ヌーヴォーに比べると、2016年の作柄はあまり芳しくなかったので、少々不安を感じながらも開けてみた。1年経って、色はルビーからガーネットに変わり、香りもブラックフルーツ系から赤いベリーに変化している。
気になる味は、タンニンもこなれて、落ち着きのある酸と甘味のバランスが取れていた。おそらく今が飲み頃で、これ以上寝かせるのはオススメできないかも。
今年のボジョレーを飲んだ人は、ぜひ1年ほど寝かせてその味を飲み比べてみてほしい。新しい発見があるかもしれない。