女優の深田恭子が、来年1月スタートのフジテレビ系ドラマ『隣の家族は青く見える』(毎週木曜22:00~)で、主演を務めることが9日、明らかになった。松山ケンイチと妊活に励む夫婦を演じる。

深田恭子(左)と松山ケンイチ

『ラスト・シンデレラ』『ウォーターボーイズ』などの中谷まゆみ氏のオリジナル脚本による今作は、深田演じるスキューバダイビングのインストラクターで活発な妻・五十嵐奈々と、松山演じる心優しいがちょっと頼りない夫・大器が、"コーポラティブハウス"を購入したことをきっかけに、大器の母が心待ちにしていた子作りをスタート。2人が子供を作ることがどんなに大変なことなのかを痛感しながら、妊活に立ち向かっていく姿を描く。

コーポラティブハウスとは、さまざまな家族が自分たちの意見を出し合いながら作り上げる集合住宅。2人の他にも、「子供が欲しくない女性とバツイチ男性のカップル」「子供と理想の家族像に執着する主婦と会社を辞めてしまった夫のカップル」「子供を持つことを真剣に考える男性同士のカップル」など、悩みを抱えた家族たちが暮らしており、そうした隣人たちや、大器の両親、奈々の実の母親らが起こす騒動に巻き込まれていく。

深田は、台本を読んで「家族同士であっても一見しただけでは分からない様々な思いが渦巻いていて、それがどのように絡み合っていくのか、私自身とても楽しみにしています」と期待。

NHK大河ドラマ『平清盛』(2012年)以来の夫婦役となる松山については「現代的な悩みを抱えたこの夫婦がどう歩んで生きていくか、新たな夫婦の形を演じていきたいです」と言い、「大切な人と思いがつながるために葛藤している、そんな愛らしい家族や恋人たちを見て、皆さんの隣にいる人たちに目を向けるきっかけになればと思います」と意気込む。

一方の松山は「(深田と)また夫婦を演じられることがうれしいです」と喜びをコメント。。「ドラマだから物語や人物像が都合よく描かれるということでは今回の題材を描く意味がないと思うので、スタッフキャスト全員で深めていければと思います。風邪をひかないように頑張ります」と強い意識で臨む決意を語った。

フジテレビの中野利幸プロデューサーは「最初から深田恭子さんが演じることを前提に脚本を書いてもらっているので、彼女の魅力を最大限、引き出したいです」と話し、松山については「チャーミングな夫役が今から楽しみです」と期待を述べている。