一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会は10月27日、「訪日外国人へのおもてなしと英語学習に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は9月29日~10月3日、全国の20~50代の1,000名の男女を対象に、インターネット調査で実施された。なお、調査対象エリアは東京都及び全国の政令指定都市のある道府県。

はじめに「英語がどの程度得意なのか」を聞いたところ、81.9%が「苦手」(「苦手」53.9%+「どちらかといえば苦手」28.0%)、18.1%が「得意」(「どちらかといえば得意」13.2%+「得意」4.9%)と回答した。

「あなたは英語がどの程度得意ですか」(単一回答)

「そう思う理由」についてみてみると、「得意」と回答した人では、「新聞、雑誌、ネットニュースを読んで理解できるから」(7.1%)が最も多かった。「ニュースや映画を聞き取れるから」(7.3%)、「メールやSNSなどで日常的に使っているから」(5.6%)、「仕事で日常的に使っていてメールや会話に苦労しないから」(5.2%)が上位に並んだ。

一方、「苦手」と答えた人は、「普段英語を使う機会がないので物怖じしてしまうから」(46.7%)が最も多かった。以降「単語や文法に自信がないから」(30.3%)、「学生時代から試験の点数が悪かったから」(25.9%)と続いた。

「英語が得意・苦手と答えた理由」(単一回答)

また、「過去に英語力判定を受けたことがあるか」を聞くと、英語資格試験経験者は29.9%だった。「英語力判定を受けた理由」については、「学校・会社で受験させられたから」(51.2%)が最も多くなった。次いで、「今の自分の能力を確認したいから」(32.8%)、「履歴書の資格取得欄に記載したいから」(18,1%)、「単位を取得できるから」(8.7%)という結果となった。

「英語力判定を受けた理由」(複数回答可)