三菱UFJ国際投信は10月4日、2018年から開始される「つみたてNISA」に関する認知度調査の結果を発表した。調査期間は2017年9月20~23日、有効回答は20~69歳の個人1万人(金融業、調査業・広告代理業除く)。

つみたてNISA、8割超が「知らない」

まず、「つみたてNISA」がどのような制度か知っているか尋ねたところ、80.9%が「知らない」と回答し、「知っている」は19.1%にとどまった。また「つみたてNISA」の投資対象となる投資信託についても、60.7%が「知らない」と答え、「知っている」は39.3%だった。

Q1 つみたてNISAの認知、Q2 投資信託の認知(出典:三菱UFJ国際投信Webサイト)

「つみたてNISA」の認知度を男女別にみた場合、男性23.8%、女性14.4%と、女性より男性の方が9.4ポイント高いことが判明。年齢別では、60歳代が22.7%と最も高かったが、その他の年齢では大きな差はなかった。地域別では、関東地方や近畿地方など都市部で高かった一方、中部地方(15.9%)や北海道(16.2%)で低い傾向がみられた。

「つみたてNISA」を「知らない」と答えた人の中から抽出し、将来のマネープランに対する考え方・イメージを質問すると、「将来のためにも資産運用をしたほうがいいと思う」が44%でトップ。次いで「漠然としていて何をどうすればよいかわからない」が41%と続いた。

「つみたてNISA」や「積立投資」の特徴(複数)を説明し、それぞれの魅力度を聞いたところ、最も魅力度が高かったのは「いつでも解約し引き出すことができる(魅力がある+多少ある)」の64.4%。特徴を認知した上で、「つみたてNISA」への「関心が高まった」と答えた人は26.9%だった。