ベビカムはこのほど、「妊娠中の歯科治療についてのアンケート」の結果を明らかにした。同調査は8月10日~24日、 出産経験がある765名を対象にインターネットで実施したもの。

妊娠中に受けた歯科治療の内容で最も多かったもの

妊娠してから虫歯歯周病になったか尋ねたところ、38.2%が「はい」と回答した。妊産婦歯科健診について聞くと、66.7%が「受けた」と答えている。

妊娠中に歯科治療をしたか尋ねると、44.7%が「はい」と答えた。妊娠中のレントゲンや麻酔は、胎児に影響することはないとされているが、中には「いつもは大丈夫だった麻酔で気分が悪くなった」というコメントもあった。

受けた治療の内容で最も多かったのは「定期健診(歯石・歯垢除去)」(79.6%)、次いで「虫歯の治療」(60.8%)だった。「その他」では、被せ物や詰め物が取れて治療したという回答が多くなっている。

歯科治療を受けた時期について聞くと、「妊娠6カ月」(36.6%)が最も多かった。次いで「妊娠7カ月」(34.8%)、「妊娠5カ月」(30.1%)で、多くの人は安定期に入ってから治療をしていることがわかった。

妊娠中に歯科治療を行った時期

妊娠中の歯科治療で困ったことや悩んだことを自由回答で尋ねたところ、初期は「つわりのために口に器具を入れられるのがつらい」、後期は「治療のために仰向けになるとおなかが張って苦しかった」という意見が多く寄せられた。

そのほか、「自宅安静で歯医者に行くどころではなくなったので、治療は妊娠前に終わらせておくのがよいと思う」(29歳・神奈川県)、「歯科健診で虫歯を発見したが、体調などもあり放っておいたら、いざ治療をしようとしたときにはすでに妊娠8カ月で、すべてを治すには時間が足りないと言われた」(35歳・北海道)などの声もあった。