夏といえばビール! ビールといえばビアガーデン!! 実は、子連れウエルカムのビアガーデンは少なくない。明治神宮外苑内にある「森のビアガーデン」(新宿区)もそんなスポットの一つだ。泥酔するのはもってのほか、しかし、たまには"子連れ酒"を楽しんでみてもいいのでは?
アクセス良し! さらに、自然がたっぷり!!
都心とは思えないほどの豊かな自然とおいしいビール。1984年にオープンした「森のビアガーデン」は、都内でも屈指の人気を誇るビアガーデンだ。開放的な雰囲気は、子連れビアガーデンにぴったり。実際、親子連れの客も年々増えているという。JR信濃町駅から徒歩5分とアクセスが良いのも、小さな子ども連れにとっては非常に便利だ。
遊具が豊富な公園「にこにこパーク」も隣接しているので、ビアガーデンに行く前や行った後に、子どもをたっぷり遊ばせることができるのもポイントとなっている(酒気帯び入園は不可)。
完全分煙で虫よけ対策もバッチリ
というわけで、筆者も5歳の娘と2人で訪れてみた。やっぱり子連れで行くなら昼間が良い。自然がたっぷりなのはもちろん、全体の雰囲気が明るいので、小さな子どもと一緒でも安心して楽しめる。
蚊などを心配する人もいるかもしれないが、KINCHOの協力のもと、敷地全体に蚊取り線香、各テーブルに電池式蚊取り器、さらに自由に利用できる虫よけジェルとスプレーが完備されている。
「森のビアガーデン」では受動喫煙を防止するため、完全分煙が行われている。タバコの煙がモクモクと立ち込めているような"酒場"のイメージも払拭し、細かなポイントまで子連れ客への配慮が行き届いているのだ。
ボリューム満点の「BBQ飲み・食べ放題」
今回オーダーしたのは、「2時間BBQ飲み・食べ放題」(男性4,200円/女性3,900円/中学生~19歳3,600円/小学生1,600円/4歳~小学生未満600円/3歳以下無料)。「アラカルト席」と「飲み・食べ放題席」があり、予約は「飲み・食べ放題席」のみ可能となる。大人気のビアガーデンなので、予約は必須だろう。
食べ放題の盛り合わせプレートには、「アンガスビーフ、四元豚シルキーポーク、味付けラム、ソーセージ、ふもと赤鶏のつくね、国産野菜」がてんこ盛り。さらに枝豆とポテトフライ、焼きそばプレートとライスが付いてくる。追加オーダーも可能だが、40代半ばの男と5歳の娘の2人にとっては十分すぎる量だ。
トングは生肉を扱う用と食材を取り分ける用の2タイプが用意されている。生肉に触れたものが子どもの口に入らないようにするための配慮とのこと。娘もたっぷりの肉を心置きなくたいらげた。
子育て中だって、ビールはうまい!
ビールは「キリン一番搾り」「一番搾りスタウト(黒ビール)」「バドワイザー」「ハイネケン」の4種類が楽しめる。ほかにレモンサワー、ワイン、焼酎、杏露酒、ハイボール、ソフトドリンクなどが「飲み放題」に含まれている。酒好きなら楽しくなっちゃうラインナップだが、くれぐれも飲み過ぎに気をつけよう。
狙い目は夏休みの平日午後
9月24日(日)まで開催される「森のビアガーデン」。レギュラーシーズンは、平日17時~22時、土日祝は12時~22時(共にラストオーダーは21時)だが、8月31日(木)までの夏休みシー人は平日14時から営業している。
子連れ客にとっては夏休みシーズンの"平日午後から夕方"が狙い目。そもそも平日14時からのオープンとしたのは、「子連れ客に来てもらいたいから」とのことで、実際、子連れママが集まる「ママ会」もよく開催されている。繰り返すが、予約はマストだ。
「日本一楽しいビアガーデンを目指しているので、親子連れの方たちもぜひ遊びに来てください!」(「森のビアガーデン」を運営するアールアンドケーフードサービスの山下淳子さん)。
なお7月15日(土)~8月31日(木)の期間、「にこにこパーク」の開園時間は10時~18時(最終入場17時半)に延長。入園料についても、9月30日(土)までは、大人(中学生以上)が200円、子供(2歳以上、小学生以下)が50円と変更されている。
※価格は税込