モニタスはこのほど、全国の大学卒、社会人歴5年未満の人を対象に、入社直後の生活状況や家賃などを尋ねた調査結果を発表した。同調査はスマートフォンリサーチプラットフォーム「LINE Research Platform」にて行われたもの。調査期間は5月19日~5月20日、有効回答は20~29歳の社会人617人。

就職当初の家賃、4人に1人が「5万円台」

就職直後の生活状況を聞くと、59.2%が「実家暮らし」と回答。一方、「1人暮らし」は約3人に1人に当たる33.1%だった。男女別にみると、「1人暮らし」との回答は、男性36.9%、女性29.3%と、男性の方が7.6ポイント多かった。同社は「初任給の平均額が男性より女性が低いという社会情勢も、女性の1人暮らしが少ない理由のひとつかもしれない」と分析している。

大学卒業後、就職をしたときの生活環境について、あてはまるもの[単一回答] モニタス調べ

就職後、最初に住んだ家の家賃は、「5万円台」が25.5%と最も多く、次いで「6万円台」が16.7%、「4万円台」が13.2%との結果に。男女別にみると、ボリュームゾーンの「5万円台」とそれ以下の家賃を合わせた割合は、男性66.4%、女性50.6%と、両者の間で約16ポイントの差が開いた。

一方、「6万円台以上」では、男性31.0%、女性47.3%と、女性の方が約16ポイント多かった。同社は、女性はセキュリティ面などを考慮してオートロックや2階以上の物件を選ぶため、「どうしても家賃は高めになってしまう」と推測している。

就職後、社会人になったときに、最初に住んだ家の家賃[単一回答] モニタス調べ

首都圏の1人暮らしについてみると、家賃は高めで、「5万円台」が19.3%、「6万円台」が19.3%、「7万円台」が14.5%、「8万円台」が18.1%と、ボリュームゾーンは分かれる結果となった。