アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が、主演映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)のワールド弾丸ツアー第1弾として、アメリカ・ロサンゼルスで現地時間3日に行われた「第26回アニメエキスポ」に、曽利文彦監督と登場した。

曽利文彦監督

原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯した挑んだ”人体錬成”に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。

ワールド弾丸ツアーとして山田が参加したのは、北米最大級のアニメイベント「第26回アニメエキスポ」で、イベント開始前の11時前には会場にファンが列をなし、3,500名の観客が集まった。山田は赤のライダースジャケットに身を包み「Hallo everyone. I’m Ryosuke Yamada. Play EDO, thank you for coming today. Please enjoy.」と英語で挨拶を行うと、会場からは歓声が沸き起こった。

エキスポ会場で初披露となった特別フッテージ映像流れると、キャラクターが登場するたびに、会場では声援が起こる。山田は「上映中、すごくリアクションがあって嬉しい」と安堵の声をあげ、「(映像が)撮影した時以上のクオリティで、曽利監督が凄いと思った」と驚いていた。

曽利監督が「この作品が継続してパート2が出来たら良いなと思っている、みんなに評価して貰いたい」と語ると、会場のファンは大歓声。山田は「日本人でない役に挑戦しているので、皆さんが観て漫画と違和感がなかったか不安だったが……」と心境を明かすと、会場全体のファンから「NO!」という声が上がり、山田も「みんなが認めてくれて、ありがとう」と感謝した。

イベントでは、原作者・荒川弘のサプライズコメントも披露され、海外ファンも驚き。イベント後には、約50の海外メディアが集まり、フッテージ映像を見たメディアから「日本映画の枠を超えたCG、VFX技術!」「イメージ通りのエドに太鼓判!」「エド役に泣きそう」「製作者の愛を感じた」「やばい! やられた」などの好評価を得ていた。

原作者・荒川弘コメント

マンガは自分の子供で、そこから派生したアニメだったり、ゲームだったり、今回は実写版映画ですけど、まぁ孫みたいなもので(笑)、海を越え一人でバンバン冒険してきなさい! みたいな心境です(笑)。
そして映像、私も拝見しました。マンガで書いた愛すべきキャラクターたちがこっちの世界に立ってる! ってわくわく感。エドを演じてくれた山田涼介くんは凄くカッコイイよ! 世界の皆様、カワイイ孫を宜しくお願いします!