アペックスが運営する熟成肉専門レストラン キッチャーノ(東京都港区)はこのほど、通常コースのパン、パスタ、デザートを低糖質料理に変えた低糖質コースの販売を開始した。
同店は、赤身の牛肉に特化したレストラン。赤身牛肉は、糖質・飽和脂肪酸等が比較的少ないだけでなく、鉄分、良質なカロテンを摂取できるなど優れた食品として知られている。
同店の来店者の多くは男性で、年齢層も比較的高く、健康志向が強い人が多いとのこと。今回、低糖質の料理を食べたいという要望を受け、糖質制限ダイエット「ケトジェニックダイエット」の第一人者である医師・斎藤糧三氏監修のもと、低糖質コースを開発した。
通常コースには、生ハム3種盛り合わせ、牛肉前菜ワゴン、本日のパスタ、メインの肉料理、パン、デザート、コーヒーが付くが、低糖質コースでは、大豆粉を100%使用したパンに変更した。パスタも糖質を抑えるため、大豆粉を70%使用している。
メインの肉は、従来通り赤身肉を中心に常時10種から選択できる。肉に添えた野菜類が低糖質のものに変更になるとのこと。デザートは、チーズのムースに大豆粉とココアで作ったビスコッティを提供する。これらの工夫により、通常コースより約80%の糖質オフを実現したという。
通常コース・低糖質コースとも、提供する皿数は同じとのこと。通常コースを注文した同伴者と同じペースでコース料理を楽しむことができるという。価格は通常コースと同じだが、3日前までの予約が必要とのこと。