マツダは2日、今夏に発売が予定されているクロスオーバーSUV「CX-3」のガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」搭載車が、新しい燃費の測定方法である「WLTCモード」の認可を取得したと発表した。
WLTCモードは、3つの走行モード「市街地モード(WLTC-L)」「郊外モード(WLTC-M)」「高速道路モード(WLTC-H)」で構成された国際的な試験方法だという。「市街地モード」は信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定、「郊外モード」は信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、「高速道路モード」は高速道路等での走行を想定している。従来のJC08モードに比べ、冷機状態での走行時間割合の増加、アイドリング時間比率の減少、運転者以外の乗員や積載物の重量考慮などにより、実際の使用実態を意識した内容となる。
今夏以降、WLTCモードの認可を取得した車種から、同モードに基づく燃費「WLTCモード燃費」(3つ走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード)と、3つの走行モードごとの燃費値がカタログなどに表示され、自身の走行環境に合わせて実態に近いモード燃費を確認することが可能となる。なお、2018年10月以降に販売する新型車については、省エネ法に基づきWLTCモード燃費表示が義務化される予定だ。