マイナビは5月17日、「2017年マイナビ新入社員意識調査」の結果を発表した。対象は2017年4月入社の新入社員2,372名、調査期間は3月30日~4月9日。
8割がアフター5を会社の人と過ごすことに消極的
新入社員全員に「出世したいと思うか」について質問したところ、「出世したい」が41.9%、「どちらかといえば出世したい」が46.4%となり、合わせて88.3%が出世に意欲的であると回答した。男女別に見ると、「出世したい」と回答した男性は55.7%、女性は22.6%と大きく差が開く結果となった。
仕事とプライベートについて、「仕事よりプライベートを優先したい」が過去最高の62.4%で調査を開始した2011年から19.3ポイント増加した。
残業についても「残業はしたくない(なるべく+絶対に)」が28.9%(前年比3.3ポイント増)、「アフター5(業務終了後)に会社の人と過ごすこと」についても、消極的な意見を持っている割合が81.2%(前年比2.7ポイント増)といずれも過去最高の数値となり、個人の生活を重視する傾向がより一層顕著になった。
新入社員が不安に感じていることとは?
「社会人生活に対する不安の要因」について、最も多かったのは「うまく仕事をこなせるか」(78.5%)、「上司・先輩・同僚との人間関係」(58.1%)、「環境の変化に対応できるか」(43.7%)、「私生活とのバランスが取れるか」(36.8%)だった。
また、「社会人になることに対してストレスを感じたことはあるか」との問いには、77.3%が「ある(ある+どちらかと言えばある)」と回答した。