4月29・30日に千葉県・幕張メッセで開催される大型イベント「ニコニコ超会議2017」の新企画発表会が行われ、ビートたけしをはじめとした大物ゲストの発表に会場が騒然となった。今年のイベントのキャッチコピーは、「この景色の中にあたらしい『いま』。」。これを考案、書き下ろしたスタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫氏も参加する。
ドワンゴ取締役・夏野剛氏らが登壇した発表会には、多くのニコニコ動画ユーザーも参加。進行を務めた伴龍一郎氏から客席へ向けて、「今年のゲストは誰だと思いますか?」と問いが投げられると、「ビートたけし」「タモリ」「明石家さんま」とビッグネームが"ノリ"で挙がる。だが、挙がりはするも、「このレベルは無理だと思うけど……」という空気が会場では濃厚だった。しかし、その空気を裏切る名前が発表されるや、客席からは驚きとともに大きな歓声が上がった。
ビートたけしは、「超トークステージ」&「超雑談配信者ステージ」に参加。超トークステージ」は、例年多数のゲストを招き、昨今のネット情勢や政治・言論などのトークテーマで討論を実施する。過去には安倍晋三首相をはじめとする政治家や、ジャーナリスト・評論家などが出演。今年は29日の16時30分から、「ビートたけしの超『テレビでは言えない』会議」と題し、論客やネットで活躍する雑談配信者たちと本気のトークを繰り広げる。
また、東京都の小池百合子知事のイベント視察とステージ登壇も決定(29日)。2人とも発言の一つ一つがニュースになる注目度の高いゲストで、発信力の高い「超会議」とどんな化学反応を見せるのか期待が高まった。
毎年大盛り上がりの「超音楽祭2017」ステージには、ゆずが出演。「ニコニコ動画」ではゆずの「超会議」初参戦を記念して、4月22~28日までの7日にわたり、特集の放送も決定した。厳選ライブ映像が7夜連続で放送される。
そして「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展ブース」では、鈴木氏が筆の里広島県熊野町特製の巨大な筆を使用し、約20畳の大書に挑戦する。大書に使用される落款のデザインは、宮崎駿監督が描き下ろしたもの。
さらに「超囲碁・将棋」ブースでは、言わずと知れた将棋界のスーパースター羽生善治 三冠とバラエティ番組でも活躍する加藤一二三 九段によるスペシャルトークステージを実施(29日11時30分~)。名棋士2人は何を語るのか、将棋ファン以外にも注目が集まりそうだ。