クラレは4月5日、新小学1年生の「将来就きたい職業」と、親の「就かせたい職業」の調査結果を発表した。調査は、同社のランドセルを購入した新小学1年生4,000名(男女各2,000名)とその親4,000名を対象に、はがき及びインターネットにて実施。2016年12月31日時点での有効回答を抽出し、回答内容を集計した。
子供が将来就きたい職業
男の子が「将来就きたい職業」の1位は、同調査を開始した1999年から19年連続で「スポーツ選手」(21.9%)となった。内訳を見ると「サッカー」(57.7%)の人気が圧倒的に高く、「野球」(17.8%)は過去最低の割合となった。
2位は「警察官」で、過去最高の14.5%を記録。以降、3位「運転士・運転手」(9.0%)、4位「消防・レスキュー隊」(8.6%)、5位「TV・アニメキャラクター」(5.7%)と続いた。
その他、15位の「ゲーム関係」(1.3%)が昨年22位から大幅にランクアップ。また、ランキング外ではあるが、「ユーチューバー」(0.6%)の人気も増加している傾向がうかがえた。
一方、女の子が「将来就きたい職業」では、19年連続で「ケーキ屋・パン屋」(30.3%)が1位となり、その内訳は「ケーキ屋」と「パティシエ」が85.3%を占めた。続く2位は「芸能人・歌手・モデル」(12.9%)。3位には、「看護師」(6.2%)が10年ぶりにトップ3にランクイン。以降、4位「花屋」(6.0%)、5位「教員」(5.1%)と続いた。
そのほか、ここ数年女の子からの支持も増えている「警察官」(2.9%)が、過去最高の8位にランクイン。また、昨年24位だった「獣医師」(1.6%)が14位にランクアップとなった。
子供に就かせたい職業
男の子の親が就かせたい職業の1位は「公務員」(19.8%)、2位「スポーツ選手」(9.9%)、3位「医師」(9.0%)となり、1992年の調査開始以来、トップ3は「公務員」「スポーツ選手」「医師」の組み合わせが続く結果となった。
一方、女の子に就かせたい職業では、過去最高の21.2%で「看護師」(前年比+6.2pt)が1位に。また、3位に「薬剤師」(9.7%)、4位に「医師」(6.3%)、6位に「医療関係」(5.0%)も入っており、医療関係の職業に対する注目度が高いことがうかがえた。
そのほか上位には、2位に「公務員」(12.1%)、5位に「ケーキ屋・パン屋」(5.3%)がランクインした。