アツギは4月3日、2017年4月入社の女性新社会人の意識に関するインターネット調査の結果を発表した。調査期間は2月9日~3月6日、有効回答は全国の女性新社会人515人。

4割が「管理職になりたい」と回答

新社会人としての仕事への決意を漢字一文字で表してもらったところ、1位「努」、2位「挑」、3位「新」、4位「耐」、5位「進」の順となった。

将来、管理職になりたいと考えている人は40.8%。理由としては、「キャリアアップをしたいから」(146人)が最も多く、次いで「賃金を上げたいから」(99人)、「マネージメントに興味があるから」(30人)と続いた。

有給休暇に対する考え方をみると、「やるべき仕事を優先し、仕事にあまり支障のない範囲で取得できればよい」という人は64.1%、「多少、仕事に支障があっても、権利として、しっかり取得したい」人は36.0%だった。

許容できると考える残業時間は月40時間以内が88.7%、月20時間以内が57.0%を占めた。

残業は月に何時間まで許容できますか。あなたの考えを教えてください。(単数回答)

結婚・出産後も、働きたい・仕事に復帰したいと考える人は80.5%。出産後に仕事を続ける上で心配なことは、1位「保育園に子供を預けることができない」(191人)、2位「定時帰宅できずに残業する」(168人)となった。

パートナーと家事・育児を分担したい人は87.8%。パートナーの働き方について、できるだけ残業をしないで家事や育児に参画してほしい人は73.3%に上った。

心理学者の晴香葉子氏は「がんばる意欲の高い"キャリア志向だがサクッと帰る"姿は『サクキャリ女子』と呼べると思います。仕事にも、結婚・育児にも前向きな『サクキャリ女子』の活躍をしっかりサポートできるかが、今後のビジネスシーンにとって大きな鍵となっていくでしょう」と分析している。