弘南鉄道(青森県)は29日、ともに元東急電鉄7000系を保有する水間鉄道(大阪府)とのコラボレーション企画第1弾として、大鰐線所属車両に水間鉄道7000系登場時のラッピングを施すと発表した。
両社のコラボ企画は、1962年に日本初のオールステンレス車両として登場し、いまなお根強い人気を持つ元東急電鉄7000系を活用したいとの弘南鉄道の発案からスタート。現在は見られない水間鉄道7000系登場時のカラーを復元する企画を進めていたところ、水間鉄道もこれに応じ、自社の車両に互いに相手の車両のカラーを施す相互企画が実現するという。
水間鉄道7000系登場時ラッピング車両は、5月14日から大鰐線で運行開始予定。これに先立ち、津軽大沢車両区でお披露目撮影会を開催するほか、水間鉄道作成のヘッドマークの贈呈式を含む記念式典も開催予定だ。青森では入手しにくい水間鉄道グッズの販売も行う。水間鉄道では現在見ることができない「水間-貝塚」の行先表示で臨時列車を運転する計画もあるという。
これらのイベントの日程や詳細、および水間鉄道における弘南鉄道ラッピング車両の登場については、決まり次第発表される。