2017年4月1日、名古屋市金城ふ頭にいよいよオープンする「LEGOLAND Japan」(レゴランド・ジャパン)。7つの異なるエリアでさまざまなLEGOの世界が体感でき、40を超えるアトラクションやショーが楽しめる期待の新テーマパークだ。
年間パスポートの購入者に向けたプレビューデーを翌日に控えた3月17日、プレス向けの内覧会が開催された。施設の内容やお勧めのアトラクションや、小さい子ども連れでも楽しめる工夫について、2人の娘を育てる筆者がママ的視点でリポートする。
小さい子どもから大人まで楽しめる工夫が満載
国内のレゴランドの中では、初の屋外施設となる「レゴランド・ジャパン」。スリル満点のジェットコースター「ザ・ドラゴン」や、ダイバーの一員になって海底にある古代遺跡を探検する「サブマリン・アドベンチャー」など、レゴブロックをモチーフにしたダイナミックなアトラクションが満載のテーマパークとなっている。
さらに園内には、大小合わせて一万体のレゴモデルが置かれているのも魅力のひとつで、テーマエリアの世界観に合わせたさまざまレゴモデルを子どもから大人まで楽しむことができる。
とにかくたくさんのアトラクションが用意されているが、子連れで楽しむ際に注意したいのは「身長制限」。特に乗り物系のアトラクションでは「身長110cm以上」などの制限があるので、事前にホームページなどで確認しておくといいだろう。
ただ身長制限があっても、ママ・パパが絶叫系などのアトラクションに乗りたい場合には、「チャイルドスイッチ」という制度を利用しよう。ママが赤ちゃんを預かり、パパがアトラクションを楽しんだ場合、スタッフから「チャイルドスイッチ」のチケットをもらっておけば、その後少ない待ち時間で、ママもパパに赤ちゃんを預け、アトラクションを楽しむことができる。
初登場の「ブリックトピア」は体験型アトラクションに注目
紹介したいエリアはたくさんあるが、中でも注目なのは、レゴランドとして世界初登場となるパークエリア「ブリックトピア」だ。とにかく、体験型のアトラクションが充実している。
このうち、レゴブロックを使って車やビルなどを組み立てる「ビルド・アンド・テスト」は、その名の通り「作る・試す」を楽しむスポット。車であれば、実際に走らせてみて、速さや強度を確かめてみたり、ビルであれば、耐震性を試してみたりすることができる。
また、デジタル画面のレゴを操作することで、オリジナルの魚を作るコーナーもある。作った魚は、スクリーンの水槽で魚を泳がせたり、えさをやったりして、遊んでみよう。
さらに、小さい子どもには、未就学児向けに作られた大きめサイズのレゴ「デュプロ」で自由に遊べる「デュプロバレー」がオススメ。ブロックの一部は、子どもたちがケガをしないよう、柔らかい素材で作られている。さらに足元の素材も柔らかいので、寝転んでもハイハイしても安心。親にとっては気兼ねなく、子どもたちの創造力を育めるエリアとなっている。
このエリアでは、「ピック・ア・ブリック」でお土産用の「キーチェーン」(700円※別途名入れ料金)を作成することもお忘れなく。さまざまな色のレゴブロックから好きな色が選べ、名前を入れてもらえるので、オリジナルの商品が完成する。家族みんなでおそろいにしても、良さそうだ。
子連れにオススメのポイントはコレ!
消防士になって放水をしたり、海上保安官になってボートに乗り、レゴランドの水上安全を守ったり、パイロットになってみたりと、子どもたちの夢が実現できる「レゴ・シティ」というエリアにも、ぜひ立ち寄ってほしい。
このうち、ドライビングスクール(6~13歳)、ジュニアドライビングスクール(3~5歳)では、年齢にあわせた車の運転が体験でき、講習を受講するとドライバーズライセンスがもらえる。自分だけの写真入りライセンスを発行してもらえるので、子どもたちにとって記念にもなるだろう。
またパイレーツショアエリアでは、海賊の気分になりながら水のかけあいを楽しむことができる「スプラッシュ・バトル」がオススメだ。乗車者だけでなく、観覧スペースからも水をかけることができるので、乗車せずともアトラクションに参加できる。
さらにミニランドでは、名古屋城のほか、日本の有名な観光地がレゴブロックで表現されている。街並みは、細部までこだわって作られているので、それぞれの街並みにどんなストーリーがあるのか、親子で会話をしながら散歩してみてはどうだろうか。
待ち時間も楽しめる工夫&ベビーケアも充実
テーマパークに出掛ける際、気になるのは待ち時間。そんな待ち時間を楽しめるアトラクションも数多く存在している。
「スプラッシュ・バトル」(パイレーツショアエリア)や、古代遺跡を探検する「サブマリン・アドベンチャー」には、アトラクションを待つ列に、レゴブロックで遊べるスペースがあり、子どもも飽きずに待てるだろう。
また、レゴシティエリアには、「デュプロ ベビーケア」という施設もあり、授乳スペースやオムツ交換台、調乳スペースが完備されているので、小さな赤ちゃん連れの休憩場所として活用してほしい。
同エリアだけでなく、園内には性別関係なく利用できる「ファミリートイレ」が10カ所設置されている。広々とした個室になっているので、子連れでトイレを利用したり、パパも安心してオムツ替えをしたりすることができる。ベビーカーを利用したい場合は、エントランス近くの「コーナー・ショップ」に立ち寄ろう。オムツやペットボトル用のストローなど、パーク内を快適に過ごすことのできるグッズも豊富にそろっている(ベビーカーレンタル代は1,000円)。
お土産、子どもたちが喜ぶフードはこれ!
そして最後のお楽しみ、おみやげ探しは迷うことなく、アジア最大級のレゴショップ「ビッグ・ショップ」に行こう。1歳半の子どもからが対象となる「デュプロシリーズ」から、スターウォーズやスパイダーマンなどのレゴシリーズなど、約1,000種類のレゴシリーズが販売されている。
中でも、園内を一望できるアトラクションをモチーフにした「クランチチョコレート オブザベーションタワー」(1,000円)は数量限定なので早めにゲットしておこう。ショップで販売されるお菓子は2種類しかなく、しかも同テーマパークでしか購入できないので、おみやげとして重宝しそうだ。
また、女の子を育てるママなら「ハートレイクショップ」にも立ち寄りたい。女の子向けのファンシーな商品から、お気に入りを見つけてみよう。
そして、園内の「オアシス・スナック」で販売される「レゴポテト」(450円)は、まさにレゴの形にかたどられたポテトでフォトジェニックな一品。子どもも喜んで食べてくれるだろう。
レストランやショップで販売される食品は、スタッフに尋ねれば、アレルゲンについて説明してくれるほか、低アレルゲンメニューが用意されているところもあるので、アレルギーを持っている子どもがいても、安心して利用してほしい。
小さな子どもから大人まで楽しめること間違いなし! さらには、子連れにも優しいサービスが充実していて、見ても楽しい、体験しても楽しい場所になりそうだ。これから訪れる暖かな季節に向けて、ぜひ家族で足を運んでみてはいかがだろうか。
●information
LEGOLAND japan(レゴランド・ジャパン)
住所: 愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2-1
アクセス: 新幹線名古屋駅からあおなみ線「金城ふ頭駅」すぐ、伊勢湾岸自動車道「名港中央IC」すぐ
料金: 1DAYパスポートは、13歳以上が6,900円、13歳未満が5,300円
年間パスポートは、13歳以上が1万7,300円、13歳未満が1万3,300円
営業時間: 10~17時※時期による異なる
定休日: 不定休
※価格は全て税込