何事も失敗はつきもの。いい部屋を見つけた! と思って引っ越したのに、実際に住んでみたら最悪だった……といった失敗をしたことはないだろうか。そこで今回は、マイナビニュース会員の男女401名に今まで住んだ「最悪の物件」について聞いてみた。
Q.ご自身で住まいを探した経験がありますか?
はい 78.3%
いいえ 21.7%
Q.今までに住んだことがある物件のうち、最悪の物件について、最悪だった点を具体的に教えてください(「住まいを探した経験がある」と答えた人に質問。n=314)
■騒音がひどい
・「壁が薄く、隣の男性が女性を連れ込んでる声が丸聞こえだった」(31歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)
・「上の部屋の足音やお風呂を入れている音がすごく響いて、毎日落ち着けませんでした」(50歳女性/サービス/その他・専業主婦等)
・「ファミリータイプマンション。上下左右の住人の質により、とにかく生活音がひどかった。特にしつけのなっていない小さい子どものいる階下に住むとノイローゼになりそう」(44歳男性/宝飾品・貴金属/営業関連)
・「上階の足音、生活音がひどい。しかも夜中に帰宅するので午前1時から午前5時ごろまで響き渡る」(57歳男性/教育/専門サービス関連)
・「隣り合わせの両側の部屋がどちらも音楽好きの住人で、夜間の騒音がうるさく引っ越しを決めました」(51歳男性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
■日当たりが悪い
・「北向きで、まったく陽が入らない」(40歳男性/サービス/営業関連)
・「日当たりが悪く、1日中電気をつけていなければ暗かった」(42歳男性/ソフトウェア・情報処理/クリエイティブ関連)
・「住み始めたら建物が2軒建ち、まったく陽があたらない、明かりがささない住まいになったこと」(39歳男性/サービス/その他・専業主婦等)
・「昔の『文化住宅』と呼ばれる古アパートで、主な生活空間の6畳2間には窓がなく、1日中電灯の助けが必要な状態であった。家具などできるだけ明るい色のものを置いたが、暗い生活であった」(64歳男性/その他/その他・専業主婦等)
■湿気が多い
・「湿気がひどく、クロゼットのなか一面にカビがはえた」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「角部屋でカビはえるし湿気がすごい。夏は暑くて冬は寒い」(22歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「湿気がひどく、そこいらじゅうカビだらけになった」(36歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「キッチンの備え付け収納棚の湿気がひどくて、調味料を入れておくとラベルからカビていく」(21歳女性/その他/その他・専業主婦等)
■虫が出る
・「山が近くてゲジゲジがいっぱい出る家」(36歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「白アリがいた」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「どこからゴキブリやムカデが入ってきてるんだろうと思っていたら、壁のコーナーに穴が開いていて、それに気付かず何年か住んでいた」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「若い時に住んだ古いアパートで、隙間だらけなので外の壁から虫が侵入しまくってきた」(43歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
■近隣住民が……
・「ご近所に口うるさいのがいた」(46歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「アパートに住んでいた時、隣のクレーマーおばさんに悩まされました」(42歳女性/教育/公共サービス関連)
・「噂好きのババアが住んでいて、多々トラブルを起こしていた」(51歳男性/専門店/事務・企画・経営関連)
・「そこまで悪い物件はないのですが、近隣住民が態度が悪い人で最悪だったことはあります」(37歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
■その他
・「洗濯機が外置きの物件で、よく洗濯物を盗まれた」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「2階立てアパートの2階のロフトが夏暑くてサウナの様だった」(33歳男性/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)
・「大家がずっと見ている。監視されているみたいで怖かった」(27歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「水道が山水で、水圧でよく途中のパイプが抜けて水が出なくなるので、雨の中や夜でも真っ暗の中、山を登り何度もパイプをはめに行きました」(49歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
■総評
「最悪の物件」として最も多く寄せられたエピソードは、「騒音」に関するものだった。隣や階上から聞こえてくる生活音は、どうしても気になってしまうもの。「階上の夜中の物音がうるさい」「生活音が筒抜けで耳栓が欠かせない」といった声が寄せられたが、こうしたことは住んでみないと分からないため難しい問題と言えるかもしれない。壁が薄いために「隣の人の歌う歌詞まで分かる」「テレビの音が聞こえる」といった物件もあったようだ。
次に多かったのは「日当たりが悪い」ということ。日当たりが悪すぎると衣類にカビが生えたり、なかなか洗濯物が乾かない、といった問題があるようだ。「日が当たらないと病気になる」といったコメントも寄せられたように、日当たりの良しあしが心身にまで影響を与えることもあるのかもしれない。
他にも、「大家がなれなれしくうるさい」「入居条件をめまぐるしく変更する」といった大家さんとのトラブルや、「雨漏りする」「畳だけ妙に新しくあとはボロボロ」といった物件の古さによる問題、「閑静な住宅街にあるが、周りに店がなくて不便」といった利便性の悪さなどが挙げられた。こうした失敗をしないよう、物件選びは慎重に行いたいものである。
調査時期: 2017年1月27日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女401名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません