静岡県静岡市は3月10日~12日の3日間、静岡市役所前の青葉シンボルロードにて「静岡おでんフェア 2017」を開催する。

「静岡おでんフェア 2017」を開催 ※過去の開催の様子

同イベントは、日本最大級のおでんの祭典。地域の風土を色濃く反映したご当地おでんをきっかけとして地域の食文化に関心を抱いてほしい、という目的で始まり、今年で11回目を迎える。

期間中は「静岡おでん」とともに、全国9地域からご当地おでんが登場。合わせて30以上の屋台が並ぶ。店舗スタッフや隣に座った参加者ともコミュニケーションを取りながら楽しめるイベントとして人気上昇中で、昨年は動員数25万人を記録したという。

過去の開催の様子

「静岡おでん」は、真っ黒なスープや、具材の黒はんぺん、ダシ粉をかけて食べる食べ方が特徴。そのルーツは大正時代にまでさかのぼり、当時廃棄処分されていた牛すじや豚モツを煮込み料理の材料としたことに始まるといわれている。また、由比や焼津などの日本有数の漁港が近くにあり、練り製品の産地でもあることから、黒はんぺんなどの練り製品がおでんの具に使われるようになり、日本随一の"おでんのまち"を育んできたとのこと。

過去の開催の様子

2017年は静岡おでんのほか、真田幸村で注目される信州上田のおでん(長野県)や、東京北区のおでんが初登場。陸前高田の漁師のおでん(岩手県)や石巻の絆おでん(宮城県)、金澤おでん(石川県)、豊橋おでん(愛知県)、若狭おばま鯖おでん(福井県)、舞鶴おでん(京都府)、姫路おでん(兵庫県)と、全国各地のご当地おでんの味を食べ比べできるという。

開催日時は、3月10日16時~21時(一部 19時に閉店)、11日10時~21時(一部 19時に閉店)、12日10時~18時。会場は、静岡市役所前 青葉シンボルロード(静岡県静岡市葵区追手町)。入場料は無料。ただし、別途商品購入代金が必要となる。