俳優の武田鉄矢が、木村拓哉が主演を務めるTBS系ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(毎週日曜21:00~)にゲスト出演することがこのほど、明らかになった。2月12日放送の第5話に、心臓外科の権威として登場する。

左から羽村圭吾役の及川光博、山本輝彦役の武田鉄矢、壇上壮大役役の浅野忠信

本作は、愛、欲望、友情、嫉妬、プライドが渦巻く病院で、木村拓哉演じる外科医・沖田一光と彼を取り巻く医師・看護師たちが繰り広げるヒューマンラブストーリー。武田が演じるのは、心臓外科の権威・山本輝彦で、浅野忠信演じる壇上記念病院副院長・壇上壮大と及川光博演じる外科部長・羽村圭吾の大学時代の恩師という設定だ。

第5話では、山本に医療ミスの疑いが持ち上がり、医師会の事故調査委員を務める羽村は恩師を調査することに。縦社会の医学界で恩師のミスを指摘することができるのか、名医と言われる山本の医師としての未来を奪うことは患者のためにならないのではないか、板ばさみになり苦悩する羽村と、患者のことだけを考えて前に進む沖田(木村拓哉)。果たして山本は医療ミスを犯していたのか。

武田は、共演した浅野について「『金八』(『3年B組金八先生』)のパート3のときに3年B組にいた子。小さかった印象ですね。彼とお芝居をするのはそれ以来です」と話し、及川についても「彼が学生時代にプライベートですれ違ったことがあって、知っていました」と説明。「お二人とも取り組みが正統派で、少年と青年だった彼らが日本のドラマ界のトップ的な存在なんだな、すごいな、と思って撮影していました」としみじみと語った。

また、これまでに出会った医師の中で心に残っている人がいるか聞かれると、「心臓の手術で大学病院に入院した時の執刀医の先生が、若かったけれどいい先生でした」と返答。「こういう言い方が合っているかわかりませんが『この先生で助からなければあきらめよう』と思いましたね。いい先生ってそういう先生ですよ。その人が全力でやってくださるってことは会っただけで伝わってくるんですよね。お医者さんて、やっぱりそういう存在な気がします」と自身の考えを述べた。

その上で、このドラマについて「医師たちの持っている人間力が物語に映り込めばいいな、と思っています」とコメント。「主人公・沖田先生ほどハンサムなお医者さんは日本中そういないと思うけれど、でも彼のような魂を持った医師は日本にはたくさんいるような気がするんです。それがドラマとしてお茶の間のみなさんに伝わっていけばいいなと願っています」と期待している。

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