ヤマハ発動機は、スポーティスクーターの新製品「GDR155」をASEAN地域における戦略モデルとして開発したと発表した。同モデルにより、ビッグスクーターへとつながるスポーティスクーターカテゴリーをASEAN地域に新たに構築することをめざす。

ヤマハ「GDR155」

「GDR155」は「ASEAN Best Sporty Scooter」をめざし、上昇志向の25~30歳男性をターゲットに開発された。パワーユニットは155cc水冷のBLUE COREエンジンで、優れた加速性と低燃費を実現する。始動用動力と発電を兼ねるヤマハ初のスマート・モーター・ジェネレーターも搭載し、静かな始動性を実現するとともに発電ロス低減を図った。

迫力と上質感を表現したボディデザインを採用しながら、車重は116kgと軽量に仕上げられた。標準モデルに加え、サブタンク付きリアサスペンションとウエーブ形状フロントディスクを採用した「Rバージョン」、ストップ&スタートシステム、スマートキー、ABSを採用した「Aバージョン」も設定される。

生産はベトナム、タイ、インドネシアの各工場で行い、各国の嗜好に合わせたカラー&グラフィックを用意する。車名に関して、ベトナムでは「NVX」、タイで「AEROX」となっており、インドネシアなどASEAN各市場に導入される。