子どものいる夫婦の間で、争いの種になりがちなのが、家事分担。「自分ばかりやっている」と感じたり、良かれと思ってしたことが、相手の怒りをかったりした経験は、多くの人が持っているのではないだろうか。
そこで今回は、子どものいる男性300人に「妻にダメ出しされてしまったことのある家事はありますか?」と尋ねてみた。
Q.妻にダメ出しされてしまったことのある家事はありますか?
1位 洗濯・洗濯物干し(33.0%)
1位 ダメ出しされたことはない(33.0%)
3位 食器洗い(27.3%)
4位 買い物(22.3%)
5位 掃除(21.3%)
■洗濯・洗濯物干し
・「洗濯物のたたみ方が違うと言われた」(45歳/官公庁/公共サービス関連)
・「洗濯物を干す場所が良くなかった」(63歳/その他電気・電子関連/建築・土木関連技術職)
・「色で分けたり、ネットに入れたりしなければならないものや、洗剤の配合など、洗濯の仕方」(42歳/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)
・「しわを伸ばさずに干してしまったこと」(64歳/サービス/事務・企画・経営関連)
・「子どもの服など分けずに、適当に洗濯機に入れて洗ってしまった。柔軟剤も子どもの服には別のものがあることを知らなかった」(32歳/鉱業・金属製品・鉄鋼/建築・土木関連技術職)
■食器洗い
・「きれいにならず、もう一度妻が洗った」(57歳/建築・土木/事務・企画・経営関連)
・「洗剤の泡がきれいに流せていなかった」(65歳/サービス/事務・企画・経営関連)
■買い物
・「底値でなかったことを理由に文句を言われた」(39歳/官公庁/公共サービス関連)
・「安いからといって、既にたくさんストックがあるものを買ったとき」(41歳/その他電気・電子関連/販売・サービス関連)
・「いらないもの、値段の高いものを買うなと言われた」(46歳/その他/技能工・運輸・設備関連)
■掃除
・「掃除の仕方が雑」(39歳/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「掃除機をかけたが部屋の隅が汚れていた」(64歳/信用組合・信用金庫・労働金庫/事務・企画・経営関連)
・「掃除をきちんとしたはずだったのだけれど、汚れが残っていたことがある」(45歳/その他電気・電子関連/技能工・運輸・設備関連)
総評
調査の結果、最も多かった回答は「洗濯・洗濯物干し」だった。「洗濯物のしわは伸ばして干してほしい」「洗濯物がちゃんと乾くよう、干す位置も考慮してほしい」という妻側の気持ちは、たしかに共感できるものだろう。また「ダメ出しされたことがない」という回答も同率の1位となり、完璧に家事をこなしているパパも多いことがうかがえる。
3位の「食器洗い」では、多くの回答者が、油汚れや洗剤の泡などの洗い残しについて指摘された経験を挙げていた。「買い物」(4位)は価格や購入物の内容、「掃除」(5位)は隅々まで丁寧に掃除機がかけられていない点をダメ出しされたという声が目立った。
今回は、夫側にアンケートをとったが、どちらが悪いというわけではなく、夫婦それぞれにやり方が異なるゆえに、意見が対立するというケースも多かった。お互いがお互いの考えに寄り添うことができれば、もしかしたら家事分担は少し楽になるかもしれない。
調査時期: 2016年12月8日~2016年12月10日
調査対象: マイナビニュース会員(小学生までの子どもをもつ男性)
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません