アデコは12月6日、「キャリアプラン」に関する意識調査の結果を発表した。同調査は4月28日~5月15日、20代~60代の働く男女2,782名を対象に、インターネットで行われた。

「現在、将来に向けたキャリアプランを描いていますか」

「現在、将来に向けたキャリアプランを描いているか」を聞くと、「明確なキャリアプランを描いている」と回答した人は、男女ともにわずか6.3%にとどまり、多くが「特に考えていない」(男性49.1%、女性42.5%)と回答した。また、「現在、模索している最中」と回答した女性(22.6%)は、男性(17.2%)よりも5.4pt高くなった。

「キャリアについて考える理由」

さらに、「キャリアについて考える理由」を問う設問に対し、「キャリアを自分で考えて構築し、より良いキャリアを実現したい」と回答した人の割合を見ても、女性(41.6%)が男性(36.3%)を上回った。

「これからのキャリアをどこで築いていきたいか」

次に、「これからのキャリアをどこで築いていきたいと思うか」と質問した結果、「現在の勤め先」と回答した男性は57.7%だったのに対し、女性は48.3%という結果に。男性の方が現在の勤務先にとどまり、キャリアを築いていきたいという志向が高いことが分かった。

一方、女性は「現在の勤め先と同じ業種の他社・団体」(男性10.2%、女性17.0%)や「現在の勤め先とは違う業種の他社・団体」(男性10.6%、女性13.8%)で男性を上回り、女性の方が、一つの企業にこだわらず転職を視野に入れたキャリアプランを考えていることが読み取れた。