ヘアメディカルグループはこのほど、「頭髪に関するアンケート」の結果を明らかにした。同調査は9月20日~26日、全国の20代~50代までの男性1,410名を対象に、インターネットで実施したもの。

育毛剤の使用率が最も高い地域

日頃行っている頭髪ケアについて尋ねたところ、育毛剤の使用率が最も高い地域は「栃木県」(30.0%)だった。栃木県民は、自身の頭髪状態を「健常」と答えている人が全国平均36.8%に対して20.0%で、全国ワースト1という結果も出ている。「薄毛への自覚や将来薄毛になる心配から、育毛剤を使用している人が多いことが想像される」と同グループは分析している。

1カ月当たり「ヘアケア」にかけている金額で最も多い回答は、「1,000円未満(47都道府県)」だった。高額な「5,000円以上」と回答した人が最も多い地域は「大阪府」で、全国平均の6.7%に対して16.6%と2倍以上も多かった。大阪府民は、自身の頭髪状態を「健常」と答えた人も全国2位と多く、ヘアケアへの投資が実を結んでいることがうかがえる。

「ヘアケア」にかけている金額がもっとも多いのは「大阪府」

現在気になる頭髪の悩みがあるかを聞いたところ、「非常に気になる」と最も多く回答した県は「千葉県」(53.1%)だった。具体的な悩みの内容は、「髪の毛が細くなってきた」(53.3%)、「頭髪全体が薄くなってきた」(46.7%)、「最近抜け毛が増えてきた」(43.3%)など、薄毛につながる諸症状や薄くなった実感に集中している。

髪の毛を最も気にしているのは「千葉県民」

全国平均36.8%と比べ、自身の頭髪状態が「健常」だと感じている人が少ないのは「北海道民」(30.0%)だった。頭髪の悩みでは、全国平均と比べて22.1%も多く、特に「頭髪全体が薄くなってきた」(56.7%)という回答が多くなっている。

髪に悩みを抱える人が多く、薄毛に悩む「北海道民」

自身で行っている頭髪ケアについて調査したところ、全国で一番いろいろなヘアケアを試しているのは「兵庫県民」であることがわかった。特にヘアケアの中でも、育毛シャンプーや育毛剤については使用率が高い。ヘアケアにお金をかけている人は5,000円以上だと13.4%、1万円以上は6.7%と全国的に見ても高くなっている。

全国で一番色々なヘアケアを試している「兵庫県民」

自身の頭髪状態を「健常」だと回答した割合を地方ごとに比べたところ、最も「健常」だと感じている割合が多かったのが「近畿地方」(41.1%)だった。前項の質問の大阪府や兵庫県のように、ケアにお金をかけているのもこの地方の特徴と言える。

また、薄毛治療を受けている割合も8.0%と全国で最も多く、早めのケアを行っていることで薄毛を予防している ことが読み取れる結果となった。