"One Year English"プログラム「TORAIZ(トライズ)」を運営するトライオンは10月20日、新卒1年目以降の社会人を対象とした世代ごとの英語に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2016年9月17~25日、有効回答は新卒1年目以降の社会人400人。

TOEIC800点以上でも2割が英語消極派

まずTOEICのスコアを尋ねたところ、新卒1年目から9年目の若手社員の方が、10年目以上のベテランや管理職、中堅社員の取得スコアと比べ、600点以上を取得している割合が高いことが判明した。

あなたのTOEIC スコアを教えてください(トライズ調べ)

今まで英語学習にかけた費用は、新卒~1年目の若手社員は平均約20万4,000円。一方、ベテランや管理職、中堅社員世代は平均10万円未満と、若手社員より10万円以上少なかった。同社は「(若手社員は)就職なども見据えてお金をかけてTOEICスコアの上昇を目指しているようです」と推測している。

1週間で英語を勉強している時間を聞くと、最も時間を費やしていたのは10年目~19年目で約12時間。同社は「下の世代の英語への意識の高さに焦りを感じているあらわれなのかもしれません」と分析している。

英語の社内公用語化については、TOEICの高得点を取得している若手社員でも、「困るがしょうがない」が約50%、「困るので会社を辞めたい」が約23%と、計70%以上が困ると感じていた。

TOEICの点数別にみると、600点台取得者の約6割、700点台取得者の約5割が社内公用語化を「困るがしょうがない」と回答。更に800点以上取得者の約2割が「困るので会社を辞めたい」と考えていた。