デルタ航空(本社: 米国・アトランタ)は2017年6月3日より、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(ATL)と韓国ソウルの仁川国際空港(ICN)を結ぶ新路線の運航を開始し、アジア太平洋路線を拡充。また、デルタ航空と大韓航空の両社は共同運航(コードシェア)提携を拡大する。
デルタ航空と大韓航空は、2000年に開始した航空連合スカイチームの創設メンバー4社のうちの2社。今回のアトランタ=ソウル線は各社1日1便で、既存の大韓航空のソウル=アトランタ直行便を補完し、米国南東部の乗客により多くのアジア各都市へのアクセスを提供する。両社の運航スケジュールを合わせると、アメリカ大陸142都市、アジア33都市への乗り継ぎが可能になる。
デルタ航空のアトランタ=ソウル便新規就航に加え、デルタ航空と大韓航空はコードシェア提携を拡大し、アジアとアメリカ大陸間の各都市へのアクセスを向上させる。大韓航空はデルタ航空のアトランタ-ソウル便のほか、アトランタ・ロサンゼルス・ニューヨーク以遠の米国とカナダの115都市へのデルタ便に大韓航空の便名(コード)を付け共同運航する。また、アトランタとニューヨークからブラジルのサンパウロ行きの便も共同運航となる。
デルタ航空は台北・シンガポール・大阪・名古屋・沖縄など、ソウル以遠の32都市への大韓航空便、およびソウルとサンフランシスコ、ヒューストンを結ぶ大韓航空便にもデルタ航空の便名を付け、共同運航を行う。政府の認可を取得後、両社は2016年第4四半期に新たなコードシェア便の運航開始を予定している。
大韓航空運航のソウル=アトランタ便は、ファーストクラス8席、プレステージ(ビジネスクラス)が42席、エコノミークラスが227席、計277席のボーイング777-300LR型機を使用。デルタ航空のアトランタ-ソウル便は、デルタ・ワン(ビジネスクラス)37席、デルタ・コンフォートプラスが36席、メインキャビン(エコノミークラス)が218席、計291席のボーイング777-200LR型機を使用する。
現在、デルタ航空はソウルの仁川空港からデトロイトとシアトルに向けて毎日1便、合計週14便を運航。大韓航空は、ソウルからニューヨークJFK、ロサンゼルス、アトランタ、ダラス・フォートワース、ホノルル、ワシントン・ダレス、ヒューストン、シカゴ、シアトル、ラスベガス、バンクーバー、トロントを含む北米の13のゲートウェイに向けて週約100便を運航している。