返済の必要がない「補助金」や「助成金」には様々なものがありますが、自治体によっては「こんなものへの補助金があるの?」とちょっとびっくりするような珍しい制度を設けているところがあります。

しかし、こうした制度は積極的に広報されていない場合もあり、自分から情報を取りに行って申請しないともらうことができません。あなたの自治体にも実は見落としていた「珍しい補助金や助成金」があるかもしれませんし、こうした制度が整っているところへ引っ越しを検討してもいいですね。というわけで、今回は「自治体からもらえるちょっと珍しい補助金・助成金」の一部をご紹介します。

自治体からもらえるちょっと珍しい助成金(画像はイメージ)

「住まい」に関する補助金・助成金

IターンやUターンなど都心から地方へ移住時にかかるお金の補助や、住宅のあっせんや空き家バンクの紹介といった受け入れを促している自治体は数多く存在しています。

田舎暮らしに憧れている人はこういった制度を活用すると初期費用が抑えられるでしょう。

住宅に関する補助金・助成金

■U/J/Iターンをしたい人向け
例)富山県魚津市……「魚津市若年移住者賃貸住宅助成金

就職、転職、転勤等のためにU・I・Jターンをした40歳未満の人向け。市内転入の日から1年以内の時点で、県内の事業所に就職、就任(転勤)、開業をしているなど所定の要件を満たす人を対象に、「入居費用」「家賃」などを助成する。

助成額は「入居費用助成」が入居費用の3分の1(上限8万円、市内企業勤務者等は12万円)、「家賃等助成」が家賃等の月額の3分の1×最長36カ月(上限月額1万円、市内企業勤務者等は月額1万5,000円)。

■マイホームが欲しいファミリー向け
例)新潟県五泉市……「五泉市ファミリー住まいる応援事業 住宅取得補助金

新婚世帯もしくは子育て世帯であること、住宅を新築または購入するため、金融機関等との借り入れ契約(償還期間が10年以上)を締結していることなど所定の要件を満たす場合に、最大150万円の補助金がもらえる。

なお、同事業は今年度末で終了予定。申請受付は、平成29年3月末日までで、申請をする時点で、補助対象者要件及び住宅の要件を全て満たしていることが条件となる。

■住宅リフォームをしたい人向け
例)兵庫県赤穂市……「住宅リフォーム助成

市内の施工業者を利用した工事経費20万円以上の住宅リフォーム工事に対して、工事経費(税込み)の13%、の最大13万円分の商工会議所商品券を支給する。