ウォークインサイトは8月19日、スマートフォン向けゲームアプリ「Pokemon GO(ポケモンGO)」が店舗前通行量に与える影響とその持続期間について、追加分析を行った結果を発表した。
通行量はリリース直後の約半分に減少
分析対象は、東京23区内のポケストップになっているショップAに設置した、Wi-Fiによるリアル店舗の顧客傾向分析サービス「ウォークインサイト(WALK INSIGHTS)」にて収集したデータ。期間は2016年6月1日~8月15日。
ポケモンGOリリースによるショップAの店舗前通行量の変化をみると、リリース直後の前回(7月24日)は増加率70%だったが、リリース2週間後の今回(8月15日)は同36%に減少。同社は「ポケモンGOによる効果はいまだに継続しているものの約半分程度に減少している」と分析している。
また、今回は1日の特定の時間に数回ルアーモジュール(ポケストップで使用すると30分間ポケモンが出やすくなるアイテム)を使用し、その告知を行うことによる効果を検証。その結果、ルアーモジュールが使用されている時間帯の通行量はリリース直後と比べて約75~100人増加したことがわかった。
一方、入店者については、ルアーモジュールが使用された12時台に若干の入店者の増加が認められたものの、その他の時間帯を含め明らかな効果はみられなかったという。
同社は「今回はルアーモジュールの使用を告知するだけだったが、ポケモンGOのプレーヤーに何らかのサービスを提供するなど通常の利用者との区別化を行えば、入店者の増加につながる可能性はある」と話している。