マーサージャパンは6月22日、「2016年世界生計費調査-都市ランキング」を発表した。
同調査は、5大陸209都市において、海外に派遣する社員の海外派遣者報酬コストに影響を与える、住居費、交通費、食料、衣料、家庭用品、娯楽費用などを含む200品目以上の価格を調査し、それぞれを比較。今回はニューヨーク(アメリカ)をベースとし、ニューヨークを100とした場合の各都市の指数を比べた。基軸通貨は米ドル。
東京は昨年よりも6ランク上がり5位
同調査によると、香港(香港)が海外駐在員にとって最も物価が高い都市となった。昨年1位だったルアンダ(アンゴラ)は現地通貨の下落により順位が下がり2位。
3位と4位は昨年と同じく、チューリッヒ(スイス)とシンガポール(シンガポール)、東京(日本)は昨年よりも6ランク上がり5位となった。6位はキンシャサ(コンゴ/昨年13位)で初めてのトップ10入り。以下、上海(中国/同7位)、ジュネーブ(スイス/同8位)、ンジャメナ(チャド/同9位)、北京(中国/同10位)となった。
一方、海外駐在員にとって最も物価が低い都市は、ナミビアのウィントフック(209位)、南アフリカのケープタウン(208位)、キルギスのビシュケク(207位)との結果になった。
主要都市の外国人駐在員向けマンション(賃料1カ月/寝室2部屋、家具なし価格)は香港が6809.47ドルで1位。以下ルアンダが6700.00ドル、ニューヨーク)が5100.00ドル、ロンドン(イギリス)が4583.25ドル、モスクワ(ロシア)が4200.00ドル、東京が4002.60ドルと続いた。