リスクモンスターはこのほど、「就職したい企業・業種ランキング」の結果を発表した。調査は2015年12月21日~2016年3月21日、2017年3月卒業予定の大学3年生を対象にインターネットで行われ、500サンプルを得た。

「公務員」や「大手銀行」が人気

「就職したい企業・業種ランキング - ベスト20」

今回で2回目となるこの調査は、各業界の大手企業や組織から237社を抽出して行われた。

調査の結果、「地方公務員」(回答率28.2%)が1位に輝いた。次いで、2位「国家公務員」(同16.0%)、3位「三菱東京UFJ銀行」(同15.8%)と続き、以下、4位「みずほ銀行」(同13.2%)、5位「三菱UFJ信託銀行」(同10.6%)、6位「日本赤十字社」(同10.4%)、7位「三井住友銀行」「日本郵便」(同8.6%)、9位「大塚製薬」(同8.2%)、10位「トヨタ自動車」(同7.4%)となった。

業種別で見ると、公務員が1位・2位を独占したほか、銀行が4社と最も多く、次いで医薬品製造業が3社ランクイン。また、公務員と民間企業の志望度を比較すると、公務員への志望が44.2%にのぼっており、公務員に対する人気の高さがうかがえる結果となった。

男女のトップ20、共通する企業が多数ランクイン

「就職したい企業・業種ランキング20 – 男女別」

男女別に集計してみたところ、男性は、1位「地方公務員」、2位「国家公務員」、3位「三菱東京UFJ銀行」、4位「みずほ銀行」、5位「トヨタ自動車」。一方、女性の1位は「地方公務員」、次いで2位「三菱東京UFJ銀行」、3位「みずほ銀行」、4位「国家公務員」、5位「三菱UFJ信託銀行」と続いた。

全体でのランキングで上位4位までにあがった「地方公務員」「国家公務員」「三菱東京UFJ銀行」「みずほ銀行」は、順位こそ入れ替わるものの男女ともに高い人気。また、4位以下についても、「三菱UFJ信託銀行」や「日本赤十字社」、「日本郵便」などを中心にほぼ同じランキングとなっており、男女のトップ20に共通する企業は、20社中15社にのぼった。

就職先選定のポイントは「給与額」

「就職先選定において気になる点」

最後に、就職先を選ぶ際に気になることについて尋ねたところ、「給与額(47.2%)」がトップに。次いで「雇用形態(42.6%)」「残業時間(36.6%)」という結果となった。

また、1位となった「給与額」について、最低限実現したい生涯最高年収を調査したところ、「500万円以上600万円未満」(16.5%)が最多となったほか、「600万円以上700万円未満」や「1,000万円以上1,500万円未満」と回答した人も多く、特に理系の男性は高い年収を望む傾向が見受けられた。

なお、「就職したい企業・業種ランキング - ベスト100」は以下のとおり。

「就職したい企業・業種ランキング – ベスト100」