ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(全国公開中)の監督やプロデューサーに話を聞くため、アメリカ・サンフランシスコのピクサー・アニメーション・スタジオを訪問した。『トイ・ストーリー』や『カーズ』に登場するキャラクターのオブジェが出迎えてくれるテーマパークのようなスタジオにまず驚いた。
緑あふれる広大な敷地でまず目に留まるのは、ピクサーのシンボルであるルクソーJr.とボールの巨大なオブジェ。ピクサーのロゴとしても知られる見慣れたビジュアルに、「ピクサーにやって来た~!」と一気に実感が湧いた。
そして、創業者の一人であるスティーブ・ジョブズの名前がつけられたメインのオフィス「ザ・スティーブ・ジョブズ・ビルディング」の中に入ると、ガラス張りの開放感あふれる空間に感動。入り口では、『トイ・ストーリー』のウッディとバズ・ライトイヤー、『インサイド・ヘッド』のビンボン、『カーズ』のルイジとグイドなどのオブジェが出迎えてくれる。
天井からは、『アーロと少年』のアーロとスポット、Tレックスたちが描かれた垂れ幕が飾られ、2階では『アーロと少年』のアートやキャラクターオブジェも展示。新作が公開されるたびに、展示内容を変えていくのだという。オフィスを巡る中で、トイレの標識の男性・女性のマークがキャラクターになっているといった遊び心にも興奮した。
また、1階にはカフェやシリアルバーがあり、自由に食事ができる環境に。そのほかの空間にも多くのソファが配置され、卓球台やビリヤード台も用意。従業員たちがソファでミーティングをする姿や、息抜きに卓球やビリヤードを楽しむ人の姿が見られた。
同スタジオで働く若手従業員にオフィスのお気に入りの場所を聞いたところ、アニメーション部門のキャサリン・ヒックス(29)は「カフェが好きです。食べ物に関連する場所はどこもいいですね!」とコメント。アート部門のポール・アバディラ(32)も「シリアルやオートミールが食べられるキッチン。毎日朝食が楽しみですよ」と飲食スペースがお気に入りのようで、「ジムも悪くはないですがね(笑)」と加えた。
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