夏本番にムダ毛のないきれいな肌でいるためのノウハウを知ろう

面倒な自己処理から解放されるため、レーザーや光での脱毛を定期的に実施している女性も多いだろう。施術後は次の施術に備えての準備をしていく必要があるが、間違ったケアをしていると不要な「痛み」を招くことも。誤ったアフターケアが原因で脱毛施術を途中で断念してしまったとしたら、とてももったいない選択と言える。

そこで本稿では、南青山皮膚科 スキンナビクリニックの院長である服部英子医師の解説をもとに、施術時の痛み軽減ポイントと脱毛後の正しいケア方法について紹介しよう。

痛みは局所麻酔や冷やして軽減

男性のひげのように、いきなり毛が太くてかつ密度が高い部分を特にレーザーを用いて脱毛しようとすると、痛みを感じやすい。施術時に痛みを緩和させるポイントとしては、局所麻酔を使用したり冷やしながらレーザーを照射したりするとよい。

痛みを強く感じやすいとされるビキニラインやIライン、ひげ脱毛などでは、局所麻酔をしたとしても「多少の痛みは感じます」と服部医師。痛みに弱い人は、局所麻酔の時間を長くしてもらったり、十分冷やしたりしながらやってもらえるように相談してみるとよい。

日焼け後は絶対にNG

施術当日に行う大切なアフターケアとしては、「日焼け止めの使用」があげられる。脱毛後の肌は非常に敏感で、紫外線はその敏感な肌を刺激しかねない。脱毛には「日焼け」や「紫外線」というキーワードはNGなのだ。

そして、それは施術前にも共通して言える。例えば、レーザー脱毛には毛のメラニン色素を"ターゲット"として毛根を壊すタイプと、深いレベルの波長域のレーザーを直接照射して毛根を壊すタイプがあるが、どちらも「日焼け時の施術はNG」だという。

「メラニンターゲット型の場合、日焼け時に施術するとちょっとやけどする心配があります。日焼け直後というより、日焼けして2カ月ぐらいは施術まで時間をあけてもらうことになります。もう一方のタイプでも、念のために日焼けから1カ月ぐらいの期間はあけてもらいます」。