スギ花粉が飛散する時期は、花粉症の人にとってつらいシーズン(イメージ) |
サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート「花粉症対策がダイエットにも! 症状の悪化を防いで脂肪の蓄積も防ぐ」を公開した。
スギなどの花粉が飛散する2月~5月頃にかけては、花粉症の人にとってつらいシーズン。くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、肌荒れ、頭痛といった花粉症の諸症状に苦しむ人は日本国民の20%以上にものぼると言われている。
対策として、マスクやメガネで物理的に花粉をガードするほか、ヨーグルトや甜茶(てんちゃ)を取り入れ、内側から症状を緩和させるなどの方法を取り入れる人も多い。しかし、食べ物の中には、症状を悪化させてしまうものもあるとのこと。
同サイトでは、油の摂取量が多いことがアレルギーを助長しているという説を紹介している。油といっても種類はさまざまだが、一般的なサラダ油の主成分である「オメガ6脂肪酸」を必要以上に摂取していると、アレルギーなど体内の炎症を促進させてしまうリスクが高まると言われているという。
「オメガ6脂肪酸」の代表的なものは、キャノーラ油、コーン油、綿実油、ゴマ油、紅花油など、日常的によく利用されている油。そのほか、市販のドレッシング、マヨネーズ、カレーやシチューのルーなどにもこれらの油が使用されている。
オメガ6は体内で作ることができず、食品から摂らなければならない必須脂肪酸であるが、現代では摂取過多の人が多いとのこと。成人病が増えているのもオメガ6の摂取量が増えてきていることが一因とされているという。現代的な食生活を送っていれば必要量は十分過ぎるほどに摂取できるため、控えるぐらいがちょうどいいとのこと。
そのほか注意すべき油として、「トランス脂肪酸」を挙げている。インスタント食品、ファストフード、マーガリン、市販の菓子など加工食品に多い油で、オメガ6以上に炎症性が高いことが示唆されている。そのため、花粉症でなくてもなるべく摂取を避けたほうがいいという。
反対に、油の中でもアレルギーを緩和する作用を持つものがある。「オメガ3脂肪酸」と呼ばれるものがそれで、青魚のほか、アマニ油、えごま油、しそ油などに含まれている。熱や光により酸化しやすい性質を持っているため、冷暗所で保管し、非加熱で使用することが大事だという。
同サイトでは、オメガ6の摂取量を減らすために行うこととして「洋風メニューよりも和食を選ぶ」「揚げ物は控える」「加工食品や市販のお菓子を控える」「ドレッシングは市販のものではなく、オリーブオイルやアマニ油を使って手作りをする」「油を使う調理は、オリーブオイルかココナッツオイルを使用する」ことを挙げている。いずれも花粉症対策だけではなく、ダイエットにも通じることだという。
また、他にも花粉症を増長させる可能性がある食べ物として「牛乳」「小麦製品」「白砂糖」を挙げている。小麦とアレルギーの関係は密接で、花粉症の人が小麦製品を食べると症状が悪化しやすい傾向にあるとのこと。砂糖は体内のヒスタミン放出量を上げ、アレルギー症状を悪化させる可能性があるという。
詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事「花粉症対策がダイエットにも! 症状の悪化を防いで脂肪の蓄積も防ぐ」で公開している。