『トイ・ストーリー』から『となりのトトロ』のグッズまで、ピクサー・アニメーション・スタジオの製作総指揮ジョン・ラセターの部屋は、おもちゃだらけの遊び心満載の空間だった。

巨大なネコバスやトトロが飾られているジョン・ラセターの部屋

先日、ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(全国公開中)の監督やプロデューサーに話を聞くため、アメリカ・サンフランシスコの同スタジオを訪問。その際に、ピクサーの顔であるジョン・ラセターの部屋を見学させてもらった。

部屋の中には、スタジオが誇る名作のグッズがたくさん。『トイ・ストーリー』シリーズのウッディやバズ、『モンスターズ・インク』のサリーやマイク、『カーズ』のライトニング・マックィーンやメーターなどが所狭しと飾られ、パソコンが置かれている机の上もグッズで埋め尽くされている。

壁一面に飾られた『トイ・ストーリー』グッズ

イスには『カーズ』のクッションが

机の上もグッズでいっぱい!

その中に、日本のスタジオジブリの作品のグッズもかなり多く飾られており、ひときわ目を引くのが、壁に設置されている巨大なネコバス。トトロの大小さまざまなサイズのぬいぐるみや、オブジェ、時計なども並んでいる。

そのほか、『耳をすませば』や『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『崖の上のポニョ』、『風立ちぬ』などのグッズも展示。宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサーのサイン入りの色紙やポスター、絵コンテなども飾られ、ジブリ作品への愛、そして、日本と世界のアニメ業界を牽引してきた重鎮同士の絆が伝わってきた。

存在感放つ巨大なネコバス

トトロのぬいぐるみ

宮崎駿監督の色紙など

いつも作品に合わせて、そのキャラクターなどが描かれた特注のアロハシャツを着て楽しませてくれるジョン・ラセターは、部屋も遊び心たっぷり。ユニークな発想で世界を驚かせてきたピクサーの魅力を、この部屋からも感じることができた。このような楽しい部屋だからこそ、人々の心をつかんで離さない物語が生まれるのかもしれない。

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